日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

2007年11月29日 | 自然 季節


冷え込んだ朝の山あいの盆地、霧が町を覆うっていた。日が昇るにつれ霧が晴れると町全体がしっとりとしたたたずまいをあらわす。それでも谷間の霧はそれからしばらく揺れ動きおそい眠りから覚める。

ぼんやり眺めていると喧騒の世界から逃避した気持ちになる。が、いつまでもそんな気ままが許されないのが現実だ。

街なかでも冷たい朝に川岸に出ると川霧の立ちのぼるのが見らる。薄墨で書いた日本画にも見える。霧と錦帯橋を撮影する人を見かけることがある。そんな人は重装備で、レンズの向こうで動いている霧の一瞬を切り取るためにじっとたたずんでいる。

自然の霧はやがて消えその後には爽やかな陽がさす。人工の霧で覆われた国防を担う役所のそれはいつ消えるのだろう。

(写真:錦町で)
コメント (2)
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