日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

選んだ道

2007年11月03日 | 生活・ニュース


文化の日。祝日にふさわしい秋の空。
このよき日、いつもなら朝ウォークの時間から支度をして甥の結婚式にでかけた。結婚式は4年ぶりだろうか。

海辺にある会場は、欧州から移築されたという瓦ぶきの落着いた外観、アンティーク風な内装、ここを選んだ新郎新婦の感性を喜んだ。

披露は新郎新婦の工夫と手作りが幾つか織り込まれていた。パソコンを駆使した映像を初め小さな刷り物まですべて準備したという。手書きのメッセージにはほろりとさせる言葉もあった。それでも笑いと拍手そして母親の涙は幾度も目にしてきたそのままだった。

小さいころから入退院を繰返した甥は高校入学のころから病院がやっと遠のいた。そのため続けていた剣道に打ち込めるようになり卒業の時は2段の免許を手にした。入退院の経験からか、福祉の仕事を目指して受験、いまは希望した職種で新婦ともどもより深い福祉の路を探している。

母はこの甥の健康を気遣いながら逝った。「成長したこの姿に安心していい」そう伝えようと見上げた空、透きとおる青い空に白い雲がひつ浮かんでいた。

(写真:受付に置かれていた縫ぐるみ)
コメント (6)
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