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☆茂木健一郎「脳が変わる生き方」感想

2010年01月24日 12時46分26秒 | 文学
脳が変わる生き方茂木健一郎の「脳が変わる生き方」(PHP研究所)を図書館で借りて読む。
同じ話が繰り返されるし雑な作りの本だと思っていたら、出版社が茂木健一郎の講演を勝手にまとめてそれに茂木が手を入れて出来た本だということがあとがきに書かれていた。
大江健三郎がデビュー当時はたくさんの読者に読まれていたのに「洪水はわが魂に及び」や「同時代ゲーム」のあたりから読者が少なくなっていったことについて、反省すべきところがあると大江健三郎がどこかに書いていた。最近の大江健三郎の小説は昔ほど小難しい文章じゃないと思うけれど、かつてのイメージがあってなかなか手を出しにくいということはあるだろう。
お店に入ったときでも何か気に入らないことがあって「もう二度と行くまい」と思うことは数多くあり、実際に行かない。行くとしても相当の時間をおいていく。
いつ来ても、また来たいと思わせる仕事をやっておく、駄目な仕事はやらないし残しておかない、というこころがけが物を売る商売では大切なことじゃないかと思う。

「脳が変わる生き方」はいつもの茂木健一郎と言っていることはだいたい同じで、まあまあ面白かったけれど、そんなことを感じました。
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