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☆マーシー・シャイモフ「「脳にいいこと」だけをやりなさい!」感想

2010年01月07日 20時32分19秒 | 文学
「脳にいいこと」だけをやりなさい!マーシー・シャイモフ「「脳にいいこと」だけをやりなさい!」(三笠書房)を図書館で借りて読んだ。
ポジティブ思考は大事だとあらためて思った。
僕はフランスの哲学者アランの「幸福論」が好きで、ここ十年でもっとも影響を受けた本だと思うのだけれど、言っていることはだいたい「幸福論」と同じようなことだった。
一般的に、何もしなければ人間はネガティブになっていくものであろうと僕は信じているのだけれど、たまにこのような本を読むのはいいことだと思う。

ジョン・ダニングの「死の蔵書」というミステリーを会社の往き帰りで読んでいるのだけれど、あまりおもしろくないなと感じていた。それで、他におもしろそうなミステリーはないかと物色していた。ジェフリー・ディーヴァーのリンカーン・ライムシリーズがおもしろそうなんじゃないかと思っていた。
しかし「死の蔵書」を半分読み終わったあたり、主人公が刑事を辞めて古本屋の経営を始めたあたりからにわかにおもしろくなった。ミス・プライドという女の子が古本屋の手伝いをするのだけれど、彼女のおかげでおもしろくなっている。
キキ(「魔女の宅急便」)とか千(「千と千尋の神隠し」)とかピノコ(「ブラック・ジャック」)とか、家出娘が懸命に働く姿に弱い。
ミス・プライドが殺されないか、またはレイプされないか、そういうことがとても気にかかる。そういう話になったら、嫌だなあ。
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