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☆スティーヴン・キングの短編集「骸骨乗組員」

2008年05月12日 22時02分45秒 | 文学
スケルトン・クルー〈1〉骸骨乗組員 (扶桑社ミステリー)スティーヴン・キングの短編集「骸骨乗組員」(扶桑社ミステリー)を読んだ。映画「ミスト」(フランク・ダラボン監督)に興味があったので、原作の中編「霧」が収録されているこの短編集を読んだ。
最初の短編「握手しない男」はよく出来ていてたいへん面白かったのだが、他の短編は中途半端と言うか物語が途中で終わってしまっている感じだった。短いし。
で、映画の原作の「霧」なのだが、予想とは違っていた。
もうちょっとさらっとしたサスペンスものを予想していたのだけれど、いわゆるホラーだった。
あまりホラーは好きじゃないんだけど、やっぱり何がおもしろいのかよく分からなかった。それとアメリカものによくある、隣人との主張合戦もあまり好きじゃないんだよね。生きていくのは戦いなんだなあ、と思ってたいへんだと感じる。疲れる。
スティーヴン・キングの小説はしばらく読んでいなかったけど、またしばらく読まないだろう。(これまで読んだ中では「グリーン・マイル」がもっとも好きだ。)
でも唯一読んで良かったことは、映画を見ないことに決めることができたことだ。何かの間違いで見てしまったら嫌なもん見たなって思っただろうから。

口直しにマイクル・クライトンを読もうか、という気分になった。
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