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☆黒澤明「椿三十郎」は傑作

2008年05月05日 00時00分09秒 | 映画
椿三十郎<普及版>録画してた黒澤明監督の「椿三十郎」を見た。
宮崎駿の「ハウルの動く城」で、ソフィーがサリマンのところから逃げるときに荒地の魔女も一緒に連れていくシーンがある。これは「千と千尋の神隠し」で主人公の千がカオナシを連れて銭婆婆 (ゼニーバ)に会いに行くところとか、「ルパン三世 カリオストロの城」でカリオストロ伯爵のところから逃げるときに銭形警部も連れて行くところとか思い出させるのだが、敵もいっしょに連れて逃げるという場面が「椿三十郎」にも登場した。
宮崎駿の、逃げるときは敵もいっしょに、という発想はこの映画から来ているのかもしれない。
連れてこられて押入れに入れられている(というか住んでいる)小林桂樹と、加山雄三の叔母の入江たか子がこの映画ではたいへん良い役だった。
入江たか子ののんびりした感じ、このひとが出てくるとほっとする感じ、はたいへん良かった。
仲代達矢は「用心棒」でも敵だったのに、また敵なんだな。同じ俳優でやるところがすごい。仲代達矢は目が怖い。
ものすごくおもしろい映画だった。
これまで見た黒澤明のなかでいちばんだ。

この間テレビ番組「王様のブランチ」の映画紹介を見てから、「ミスト」(フランク・ダラボン監督)に興味がある。スティーブン・キングの原作は読みたいなあ。
映画の方はたぶんそれほどでもないだろうけど、こんな感じのホラーを読んでみたくなった。ヒッチコックの「鳥」みたいな感じなんだろうな。
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