ダブログ宣言!

ひとりでするのがブログなら、
ふたりでするのがダブログ。

☆「失われた時を求めて」メモ45

2008年05月06日 00時28分46秒 | 文学
淀川長治のことは特になんとも、どちらかと言えば浜村淳や水野晴郎の同類として馬鹿にしていたのだが、最近わりと尊敬している。テレビに出ている人は馬鹿だと判断するのは少しだけ控えよう。
その淀川長治が黒澤明の映画について語っている番組を見た。いまNHKのBS2では黒澤明映画を放送していて、それの関連番組。
黒澤明の映画は少しは興味はあるがすべては見たくないので(特に「どですかでん」は絶対に見たくない。画面の感じが受け付けない)、淀川長治の言うことを参考に何を見るか決めた。
「野良犬」
「酔いどれ天使」
「蜘蛛巣城」
「七人の侍」
「隠し砦の三悪人」
「赤ひげ」
「夢」
「まあだだよ」
まあ、このくらいは半年かけて見てもいいかな。

プルースト「失われた時を求めて」8巻236ページまで。
・ヴェルデュラン夫妻がカンブルメール家から借りているラ・ラスプリエール荘でのパーティの模様。
・シャルリュスは「そっち系のひと」だと言われてびっくりするが、相手の言っている「そっち系」は芸術系ということであって、同性愛者ということではない。
・ヴェルデュラン夫人がエルスチールの悪口を言う。
僕は(語り手ではなく、この僕です)、エルスチールのファンなので腹が立つ。
分かってないやつは黙ってろ!
・トリュフォーの映画に「大人は判ってくれない」というのがあって、これは原題が「四百発」という意味なのだが、これは「四百発やる」という慣用句から来ていて「子供が無分別なことをする」ということらしい。訳注にあった。
長年の疑問が解けた。
大学教授ブリショは語源の話をし続ける。
・サニエットがひどくいじめられる。何を言っても馬鹿にされる。ひどい。
・あとは相変わらずの面々の、相変わらずのドタバタです。
コメント