センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

子どもの五感と脳を育てる!

2012-06-02 00:00:40 | 人の脳
3月4日(日)、横浜市本牧「かいじゅうの森ようちえん」代表、片山千明氏の依頼で「子どもの五感と脳を育てる」というテーマで講演致しました。
現代社会は、便利な道具に恵まれ、そのハイテク技術の道具を上手く使いこなし、扱い方は上手なのですが、依存してしまうことが、子どもたちの脳を活性化や成長を阻害することにもなっております。
ですから、これら便利な道具に頼らず、依存しないことが子供たちの脳を活性化させ、発達させるのです。
例えば、幼いころからテレビ、ゲーム、パソコンなどの情報から得たモノは、視覚的な情報が多いのです。ですから「見て覚えた」ということになるのです。
音、香、味、触るなどの感覚で感じて、脳に情報を送ることで真に覚えられるのです。
現在のように、子供たちが学ぶ機会はパソコンのインターネットやスマートホーンなどの端末機から簡単に情報を得て、学びます。
ですから、暗記的な教育になり、自分の脳で考え出す。思考する「知恵」に結びつかないのです。
ですから、「知識」は高いのですが、これらは覚えたいことも、簡単にパソコンやスマートホーンで簡単に、楽しく調べて意味などを理解しているから、自分の学力や知恵に繋がらないのです。
逆に五感を駆使し、体験して覚えることは、感覚と脳を活性化し、鍛錬にも繋がるのです。
例えば、カラスという生き物を調べる時に、現在は、多くの場合、図鑑やインターネットなどで簡単に調べて、理解します。ですから、答えを導くときに多くの場合に似てくるのです。中には、インターネットでの解説をそのまま引用するのです。
カラスという、生き物を実際に五感で観察し、認識すると、黒いカラスにも2種類があり、鳴き声も、住む場所も違っていることを理解します。また、鳴き声にも何種もあることが分かります。
これら実体験することで、後に詳しくインターネットなどで調べることで、学習として身につくのです。
最初から、インターネットで調べて、理解することは簡単ですから、直ぐに便利な道具に頼り、学ぼうとします。
これらが記憶型教育なのです。これらは脳科学的に解明すると、短期記憶の記憶であり、2週間もすると多くの場合は忘れてしまい、身につきません。これらが知識なのです。知識は高くなっても、自分の脳で考え、理解することで知恵に繋がるのです。
知恵を高めるためには、実体験を重ね、体験することで学習と結びつき、自分の能力で考え出す。理解出来るようになるのです。
先ほどのカラスという野鳥を観察し、五感を総動員して理解すると、図鑑やインターネットでは調べられないこと、分からないことが分かって来るのです。
これらから、すぐに便利な道具などに依存しないこと、上手く使いこなすということになるのです。
遊びも同様で、テレビゲームやインターネットでゲームをすることは、悪い事ばかりではありません。
但し、依存(中毒)になることが危惧されるのです。ゲームがクリアー出来ないと、興奮し、イライラしたり、ゲーム機が壊れたらイライラして興奮するなどが「ゲーム依存症」という症状が最も危険だと私は指摘し、警鐘を鳴らしているのです。
幼いころから、野外で体験し、遊び、学ぶ、そして時には1時間ぐらいを天気の悪い日など、ゲームをすることで正しく使用出来るようになるのです。
ゲームは楽しい、快感だと思うと益々、ゲームに填り,依存するのが人の脳です。特に幼い子どもの脳は、これら順応性も高く、依存症に疾患しやすくなるので、要注意が必要だと私は提唱しております。
他にも、五感を総動員して感じる。脳に情報を送ることで、感覚も脳も活性化し、正常化するのです。そのためには、情報が沢山ある自然などで遊び、体験することで、子供たちの感覚も脳も活性化し、成長して行くのです。そして、学校などの教育と学習が結びつき、真に賢い子どもに成長して行くことを私たちは目的に「五感教育」を実施、かいじゅうの森ようちえんにて、日本初の取り組みを実施、指導しているのです。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、



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