センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

ヒトの身体は左右対称が美の基準!

2012-06-29 00:04:40 | 感覚、五感
人は恋人を探すとき、主に相手の体が左右対称かどうかで身体的な美しさを評価していることが分かった。新しく発表された研究によると、異性から魅力的に思われる人ほど左右対称の体形をしているという。
これまでの研究で、顔のパーツに関しては、バランスが取れているほど美しいと評価されることが分かっており、「左右対称であることが人の美的判断の重要な要素だ」という古代ギリシャ人の意見は既に認められていた。今回の研究では、同じことが体の左右対称性にもいえること、そして左右対称のプロポーションは生物として健全であることを示すサインになっている可能性があることが示唆された。
研究チームのメンバーであるイギリス、ブルネル大学のウィリアム・ブラウン氏は「自然淘汰の結果、左右対称に進化した動物においては、左右の小さなずれが発育不良や環境的、遺伝的なストレスの 受けやすさを示している場合がある。多くの種では、このようなずれが健康状態の悪さや、生存能力、子孫繁栄能力の低さにも関連している」と語る。
同氏らの研究チームは、医療業界やファッション業界で用いられるような光学3Dスキャナーを使用して、成人77名の体の詳細なバーチャルモデルを作成 し、左右対称の度合いを測定した。続いて、作成したモデルを87名の別のボランティアグループに提示し、見た目の魅力だけを基準として異性としての魅力度 を評価してもらった。評価時には、顔の造りや肌の色による先入観が働かないように、バーチャルモデルから頭部が削除され、色合いもすべて同じように変えられた。その結果、左右対称性の崩れは肉眼ではほぼ判別できないにもかかわらず、男性、女性ともに左右対称性の高い異性の体を魅力的だと答えたという。
また今回の研究では、高い身長、広い肩幅、ウエストやヒップのサイズの小ささといった一般に「男らしい」とされる特徴のある男性が、より左右対称な体つきをしている傾向があることも分かった。同様に女性の場合も、バストやヒップが大きく、足がほっそりとしていて長いといった典型的な女性的特徴のある女性が、より左右対称な体つきをしている傾向がみられた。
同研究チームが以前に行った研究では、左右対称性の高い身体の持ち主はダンサーに向いているという結果も得られている。ダンスの能力は身体の健全さをアピールする1つの方法であるとも考えられる。
「体の左右のずれは肉眼では判別しにくいほど微妙なものなので、進化の過程でより分かりやすい表現が代わりに発達したのかもしれない。それが例えば、広い 肩幅や、カーブを描くウエストライン、あるいは滑らかなダンスの動きであり、繁殖相手としての資質の高さを示す特徴となっている可能性がある」とブラウン 氏は述べている。
イギリス北 西部にあるセントラル・ランカシャー大学の進化心理学者ジョン・マニング氏は、この研究について次のような感想を述べている。「この研究によって身体の左 右対称性と性的な特徴に強い関連があることが明らかになった。男らしい体つきの男性と付き合う女性や、女らしい体つきの女性を選ぶ男性は、左右対称で健康的な相手を得やすいということだ」。
Image courtesy Lisa Naugle
これらの研究結果は、男女の五感の差異、脳の違いでもあるのです。男性は、視覚と触覚に優れています。
ですから、バランスが良く、整ったものや美しいもの好みます。だから、スタイルが良くて、美人を好むのです。
逆に女性は、高い身長、広い肩幅、ウエストやヒップのサイズの小ささといった一般に「男らしい」とされる特徴のある男性を好みます。
他にも、体臭や口臭などの臭い男性は総じて、女性に嫌われます。それは、男性よりも女性の方が、嗅覚が鋭いことにも関係しています。
また、男性は触覚に優れているので、女性の柔らかな肌に触りたがります。ですから、痴漢をするのも圧倒的に男性が多いのです。
このように男女によって好みがはっきりとしているのです。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、




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運動能力を高めるには-「潜在的脳力を高める」!

2012-06-29 00:00:40 | 人の脳
私はプロスポーツ選手から、一般の方々たちに「運動力学」や脳科学から「運動能力」を高める指導をしております。
私自身も、毎週火曜日と土曜日に地元のママさんバレーのコーチもしております。そして、可成り激しい運動もしており、有酸素運動は勿論、加齢と共に衰える体力を効率よく、脳科学を応用した運動力学を私個人が実験台になり、試しています。
お陰様で、地元千葉の体力測定で30歳代前半、垂直跳びや反復横跳びなどは20歳代の数値を出しております。
私は運動能力が音痴だ、運動能力が無いと考えている人は,確かに筋肉量や体力にも個人差がありますが、人間はおおむね、総じて運動バランスが良い生き物です。チーターのように100kmのスピードで走る訳ではありませんが、生物界の中でも、二本足で早く走れるのは生物界では数少ないのです。例えばオリンピック短距離の選手は時速40kmぐらいの速度で100mを走りきるのです。
では、人が運動する。手足を動かすだけでなく、道具を使って運動をする高度な身体能力は生物界でも人間だけですが、これらを可能にしているのが,私たち人の巨大な脳のおかげです。
特に、脳の中でも「頭頂葉」の運動野、手足の筋肉に電気的信号(刺激)を送っているのが脳の運動神経といわれる神経細胞です。
よく、私は運動神経が鈍いと自覚するのは、これら筋肉を動かす、運動神経の伝達が鍛錬されていないので遅いのです。
特にスポーツ選手などには、反射神経、身体能力、身体バランス、筋力、種目によっては持久力、動体視力など様々な運動能力が求められます。
ですから、スポーツ選手は種目別に筋肉も脳も鍛錬する必要性があるのです。
例えば、陸上の短距離競争の選手と長距離選手との筋肉も、身体バランスの鍛錬も自ずと違ってくるのです。
短距離選手の筋肉は、出発力に優れた身体能力、運動能力が重要になります。ですから、筋肉も瞬発力のある「白質の筋肉」や上半身の筋力も大切になるのです。逆に長距離選手の筋肉は「持久力」が必要ですから「赤質の筋肉」が必要になるのです。
勿論、有酸素運動も重要であり、100mの短距離選手はほとんど無呼吸で走りきります。逆にマラソンなどの長距離選手は、呼吸のリズムがとても重要になり、脱水状態や、貧血、筋肉の痙攣、断裂なども引き起こしやすいのです。
これら身体、運動能力をコントロールしているのは、私たちの脳です。
私が提唱している。近代スポーツに脳科学、感覚心理学が重要な要素だと指摘し、提唱しているのは、自己の「潜在的脳力」を引き出すことが目的です。
人の脳は、通常時では、思いっきり運動しても、力を出しても80%程度の力、能力しか発揮出来ません。
それは、人の身体は常に100%の力や能力を発揮していると、筋肉や骨を壊す、痛めてしまうので、脳が無意識的にセーブ(70%~80%)にしているのです。
また、能力も常に100%発揮するとすぐに疲れてしまう、精神的に異常をきたすので、こちらもセーブしているのです。
つまり、普段ではあまり使われていない、発揮していない脳力を発揮させる方法です。眠っている状態の力、能力を発揮、引き出すという考え方です。
例えば、野球の150kmのスピードは、一流のプロ野球選手のピッチャーでもそんなに数多くは投げられません。以前、私はこの150kmのスピードボールをプロ野球選手の前で、センター前ヒットにしたときには、プロ野球選手たちは驚いておりました。荒木先生は野球の経験はあるのですかと質問され、全くありません。小学校の時に遊びだけですと告げ、150kmのスピードボールは今回が初めての体験ですと告げると、ではなぜ、簡単に打てるのですかと、質問されました。「これが脳科学、感覚心理」の鍛錬で誰でも打てるようになりますと答えると,プロ野球選手たちの目の色が変わりました。
これらこそ、脳の処理能力をスピードの早さに適応させる。順応させることなのです。私たちは150kmのスピードは普段ではあまり体験がありません。ですから,当然、脳は早いスピードだと思い込んでいるのです。これらのセーブしている思考や脳の働きを外し、動体視力を高める鍛錬、速読法やDVDを20倍速で何度も繰り返し観て、内容を理解する。文字を読み取るなどの訓練を1時間程度行うことで,私のように150kmのスピードボールが打てるのです。他にも、サッカーなどでは視野が広がるので、相手の動きが予測できる。ボールの動きがゆっくり見えるので、追いつくことが出来るのです。
このように人の脳を活性化させ、潜在的運動能力を引き出すと、種目別にこれら脳鍛錬と身体的トレーニングを組み合わせ、身体バランスを整えるなどと、これらにメンタルトレーニングを取り入れることで、世界で活躍する選手を育成することも不可能ではありません。
このように近代スポーツは脳科学と科学的な根拠に基づいて、指導も鍛錬も必要だということを私から提言致します。
五感プロデュース、研究員、荒木行彦、



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