センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

運動能力を高めるには-「潜在的脳力を高める」!

2012-06-29 00:00:40 | 人の脳
私はプロスポーツ選手から、一般の方々たちに「運動力学」や脳科学から「運動能力」を高める指導をしております。
私自身も、毎週火曜日と土曜日に地元のママさんバレーのコーチもしております。そして、可成り激しい運動もしており、有酸素運動は勿論、加齢と共に衰える体力を効率よく、脳科学を応用した運動力学を私個人が実験台になり、試しています。
お陰様で、地元千葉の体力測定で30歳代前半、垂直跳びや反復横跳びなどは20歳代の数値を出しております。
私は運動能力が音痴だ、運動能力が無いと考えている人は,確かに筋肉量や体力にも個人差がありますが、人間はおおむね、総じて運動バランスが良い生き物です。チーターのように100kmのスピードで走る訳ではありませんが、生物界の中でも、二本足で早く走れるのは生物界では数少ないのです。例えばオリンピック短距離の選手は時速40kmぐらいの速度で100mを走りきるのです。
では、人が運動する。手足を動かすだけでなく、道具を使って運動をする高度な身体能力は生物界でも人間だけですが、これらを可能にしているのが,私たち人の巨大な脳のおかげです。
特に、脳の中でも「頭頂葉」の運動野、手足の筋肉に電気的信号(刺激)を送っているのが脳の運動神経といわれる神経細胞です。
よく、私は運動神経が鈍いと自覚するのは、これら筋肉を動かす、運動神経の伝達が鍛錬されていないので遅いのです。
特にスポーツ選手などには、反射神経、身体能力、身体バランス、筋力、種目によっては持久力、動体視力など様々な運動能力が求められます。
ですから、スポーツ選手は種目別に筋肉も脳も鍛錬する必要性があるのです。
例えば、陸上の短距離競争の選手と長距離選手との筋肉も、身体バランスの鍛錬も自ずと違ってくるのです。
短距離選手の筋肉は、出発力に優れた身体能力、運動能力が重要になります。ですから、筋肉も瞬発力のある「白質の筋肉」や上半身の筋力も大切になるのです。逆に長距離選手の筋肉は「持久力」が必要ですから「赤質の筋肉」が必要になるのです。
勿論、有酸素運動も重要であり、100mの短距離選手はほとんど無呼吸で走りきります。逆にマラソンなどの長距離選手は、呼吸のリズムがとても重要になり、脱水状態や、貧血、筋肉の痙攣、断裂なども引き起こしやすいのです。
これら身体、運動能力をコントロールしているのは、私たちの脳です。
私が提唱している。近代スポーツに脳科学、感覚心理学が重要な要素だと指摘し、提唱しているのは、自己の「潜在的脳力」を引き出すことが目的です。
人の脳は、通常時では、思いっきり運動しても、力を出しても80%程度の力、能力しか発揮出来ません。
それは、人の身体は常に100%の力や能力を発揮していると、筋肉や骨を壊す、痛めてしまうので、脳が無意識的にセーブ(70%~80%)にしているのです。
また、能力も常に100%発揮するとすぐに疲れてしまう、精神的に異常をきたすので、こちらもセーブしているのです。
つまり、普段ではあまり使われていない、発揮していない脳力を発揮させる方法です。眠っている状態の力、能力を発揮、引き出すという考え方です。
例えば、野球の150kmのスピードは、一流のプロ野球選手のピッチャーでもそんなに数多くは投げられません。以前、私はこの150kmのスピードボールをプロ野球選手の前で、センター前ヒットにしたときには、プロ野球選手たちは驚いておりました。荒木先生は野球の経験はあるのですかと質問され、全くありません。小学校の時に遊びだけですと告げ、150kmのスピードボールは今回が初めての体験ですと告げると、ではなぜ、簡単に打てるのですかと、質問されました。「これが脳科学、感覚心理」の鍛錬で誰でも打てるようになりますと答えると,プロ野球選手たちの目の色が変わりました。
これらこそ、脳の処理能力をスピードの早さに適応させる。順応させることなのです。私たちは150kmのスピードは普段ではあまり体験がありません。ですから,当然、脳は早いスピードだと思い込んでいるのです。これらのセーブしている思考や脳の働きを外し、動体視力を高める鍛錬、速読法やDVDを20倍速で何度も繰り返し観て、内容を理解する。文字を読み取るなどの訓練を1時間程度行うことで,私のように150kmのスピードボールが打てるのです。他にも、サッカーなどでは視野が広がるので、相手の動きが予測できる。ボールの動きがゆっくり見えるので、追いつくことが出来るのです。
このように人の脳を活性化させ、潜在的運動能力を引き出すと、種目別にこれら脳鍛錬と身体的トレーニングを組み合わせ、身体バランスを整えるなどと、これらにメンタルトレーニングを取り入れることで、世界で活躍する選手を育成することも不可能ではありません。
このように近代スポーツは脳科学と科学的な根拠に基づいて、指導も鍛錬も必要だということを私から提言致します。
五感プロデュース、研究員、荒木行彦、


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