センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

オキシトシン」、自閉症の改善に期待!

2012-06-15 00:00:40 | 人の脳
脳内ホルモン「オキシトシン」、自閉症の改善に期待 金沢大研究グループ発表
毎日新聞社 4月27日(金) 配信
脳内ホルモン:「オキシトシン」、自閉症の改善に期待 金沢大研究グループ発表 /石川
金沢大の研究グループが26日、自閉症の症状改善に効果があるとされる脳内ホルモン「オキシトシン」が、自閉症の人に多い考え方や感じ方をする人に対し、効果があることを脳内の反応で確認したと発表した。同大附属病院の廣澤徹助教(脳情報病態学)は、「自閉症の人のうち、どんな性格の人に効果があるかが分かった。自閉症に起因する精神疾患などの治療にも役立てたい」と話している。
オキシトシンは出産時に大量に分泌され、子宮収縮などに作用し、陣痛促進剤などに使われる。近年、他者を認識したり、愛着を感じるなどの心の働きに関連するとの研究報告も出ている。
研究グループは、20~46歳のいずれも男性の被験者20人に「喜び」「怒り」「無表情」「あいまいな表情」の4種の表情をした37人の顔写真を提示。全員にオキシトシンを鼻の中へ吹きかけ、投与の前後で写真の人物の表情を見た時の脳の反応を、脳神経の活動を示す、脳内の磁場の変動を計る脳磁計で調べた。
オキシトシンの投与前には、怒っている人の顔を見た時、脳内に被験者全員が敵意を感じたことを示す反応がみられた。投与後は、敵意を感じた人と、あまり感じなくなった人とに分かれた。敵意を感じなくなった人たちは、心理学のテストで「理屈っぽく、物事をあいまいにせず、突き詰めて考えないと気が済まない傾向がある」とされた人たちだった。自閉症の人にはこのような傾向が強いという。
研究成果は、同日に英科学誌サイエンティフィック・リポーツ電子版で公開された。廣澤助教は、「オキシトシンの働きを生かし、新薬や治療法の開発などに役立てたい」と話している。【横田美晴】
私が何度か紹介している、愛情ホルモン「オキシトシン」は出産時に大量に分泌され、子宮収縮などに作用し、陣痛促進剤などに使われています。
また、母親が赤ちゃんを抱っこしたりする。温もりや赤ちゃんの体臭などを感じると、このオキシトシンが多く分泌され、母乳の出を良くする働きを促すのです。
例えば、このオキシトシンが減少すると、愛情の感情が希薄になることが分かっています。
最近、赤ちゃんや、子供たちへの親が虐待することも増加しているのも、これらオキシトシンの減少が関係しているのではないと思っています。
また、恋人同士でも、愛情表現や、母性本能などの感情もこのオキシトシンの分泌によるものです。
お互いに感じあう、触れ合うなど、愛し合う者同士が五感で感じあう、愛し合うことでこのオキシトシンホルモンが多く分泌されることで、特に女性には愛情が深まって行くのです。
これらから、「オキシトシンは愛情ホルモン」と言われる由縁なのです。
ですから、人を愛し、我が子の温もりや、体臭を感じる。愛する人の温もりや、体臭に癒されるなど、これらもオキシトシンが関わっているということです。
これらが愛情ホルモンなのです。
五感プロデュース研究所、主席研究員、荒木行彦、


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