センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

子宮頸がんや卵巣がん、尿で嗅ぎ分ける探知犬

2012-06-16 00:00:40 | 感覚
読売新聞 4月24日(火) 配信
がん特有のにおいを嗅ぎ分ける訓練を受けた「がん探知犬」が、子宮がんなど婦人科がんをほぼ確実に判別できることを、日本医科大学千葉北総病院の宮下正夫教授(外科)らが確認した。
この犬は、大腸がん判別で既に成果を出しており、乳がんや胃がんについても実証実験が進行中。宮下教授は「自覚症状がない早期がんでも嗅ぎ分けられる。犬が感じているにおい物質を特定し、早期発見の技術につなげたい」と話している。
この探知犬は、千葉県南房総市内の専門施設で訓練を受けた雌のラブラドルレトリバー「マリーン」(10歳)。判別試験では、尿1ミリ・リットルの入った試験管を木箱に入れ、その前を研究者に連れられて歩く。がんのにおいを感じた時は箱の前で座り、それ以外は通り過ぎるように訓練されている。
子宮頸(けい)がんや卵巣がんなど5種類の婦人科がん患者43人の尿では、マリーンはすべてがんと判定。子宮筋腫など、がん以外の婦人科疾患29人の患者の尿では、1人分を誤ってがんと判定したが、それ以外は間違わずに嗅ぎ分けた。
以前に、私のブログ等で話題にした「がん探知犬」訓練を受けた雌のラブラドルレトリバー「マリーン」(10歳)である。
特別な訓練を受けて、癌細胞の臭いを嗅ぎ分けることができる犬である。
犬の嗅覚は人間の100万倍もの嗅覚細胞の数と、鋭さからこのような識別能力が訓練によって可能になるものです。
今回は、子宮頸(けい)がんや卵巣がんなど5種類のがんの臭いを識別することに成功したものです。
以前から、子宮頚癌、乳癌検診などで、女性の人達から、検査で恥ずかしい思いをする。痛みを伴うなど、女性特有のがん検診に不評だったものです。
これらマリーンの功績は医学界の常識を覆すものであり、今後、マリーンの代わりに、嗅覚センターの開発、研究をして、癌細胞の種類臭い識別に成功すれば、安価で恥ずかしい思いもせず、痛みも伴わないのです。
近い将来には、スマートホーンの会話中に口臭の臭い変化で、初期がんが見つかる。発見できる時代がすぐそこまで来ています。
現在は、一部の大学、海外の企業も含め、これら嗅気システム開発、研究が勧められています。
今後、臨床実験を繰り返し、安全性、何より、正確性と高性能性が求められるのが課題でもあります。
ですから、犬の嗅覚の再現が出来れば、この嗅覚センサーの開発も夢ではなくなるのです。
後、5年以内には、開発も進み、簡単に安価で検査できる時代になると思われます。
また、私共はこれら五感センサーの開発、研究に期待もしており、がん検診だけでなく、
爆発物、サリンなどの薬物テロ対策などの検知に、嗅覚センサーが役立つと考えています。空港や駅の改札口に、この嗅覚センサーを取り付け、空港や港では、薬物検査、麻薬犬の代わりに嗅覚センサーを使用する。そうすれば麻薬犬の負担の低減にも繋がり、代用が可能となる時代もすぐそこに来ています。
これらの嗅覚センサー開発こそ、多くの女性が望んでいることであり、癌の初期発見に繋がり、いずれ、癌が撲滅できる時代が、私たちが生きている間に達成できそうなところまで来ています。
今後のこれら五感センサーの開発、研究に注目したいと思います。
五感プロデュース研究所、主席研究員、荒木行彦、
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