センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

渡り鳥の到来で分かる冬の到来!

2023-11-20 00:00:30 | 野鳥

渡り鳥の到来は寒さの予兆!?身近な鳥が教えてくれることとは?気象予報士が解説

日本には、年間を通じて外国から様々な鳥が「渡り鳥」としてやってきます。

冬を中心とした時期に到来する渡り鳥は「冬鳥」と言って、日本よりも北の寒い国からやってきて日本で冬越しをする鳥たちですが、じつはこういった鳥は、私たちに「冬の寒さ」を予告してくれている存在でもあるそうです。

今回は、気象予報士・防災士・野菜ソムリエとして活躍する植松愛実さんに、渡り鳥と天気の意外な関係について教えてもらいます。

極寒の地からやってくる渡り鳥たち

1年間ずっと日本にいるわけではなく、毎年特定の季節だけを日本で過ごす鳥を渡り鳥といいます。

夏を中心とした時期にやってくるのがツバメなどの夏鳥、冬を中心とした時期にやってくるのが、白鳥やカモなどの冬鳥で、北海道から沖縄まで毎年様々な渡り鳥が飛来します。

ちょうど今の時期にやってきているのが冬鳥で、白鳥やカモなどは例年9月頃には北海道や東北に飛来し、10月には関東や北陸、そして11月には東海の一部まで南下、そして同じころツルの仲間が主に九州に到着します。

冬鳥がふだん過ごしているのは、ロシアやアラスカなど、冬はマイナス何十度にもなる極寒の地です。

 

冬の間は寒すぎるだけでなく食べ物もなくなるため、はるばる1万km以上の旅をして日本へやって来ます。

渡り鳥が早い年は冬が寒い!?

例年9月から11月にかけて日本に到着する冬の渡り鳥ですが、年によっては時期が早まったり、逆に遅れたりします。

じつはこのタイミングが、日本の冬の寒さに関係している可能性があるのです。

というのも、渡り鳥が早めにやってくる年というのは、ロシアなど日本より北にある地域が例年より早く寒くなっていると考えられるからです。

日本の冬の寒さを決定づけるのは、ロシア付近の「シベリア気団」から流れ込む寒気なので、そのロシアが例年より寒くなっているということは、必然的に日本の冬も影響を受けることになります。

もちろん生き物の話なので、必ずしもこの通りにはいかないかもしれませんが、鳥たちの行動は私たちが先を見通すためのヒントになるのです。

意外と身近にいる!渡り鳥を探してみよう

日本にやってくる冬鳥には、白鳥、マガン、ツル、そしてマガモやオシドリといったカモの仲間など、かなりの種類があります。特にカモの仲間は種類も数も多く、家の近くの川や池で見たことがある、という人も多いのでは。

渡り鳥はその年の春から夏にかけて生まれた子どもと一緒に秋に日本へやってくるものも多く、よく見ると周りよりちょっとサイズの小さな鳥が親鳥とたわむれている様子に気づくこともあります。

また、マガモは日本に到着した時点では地味な茶色い羽に覆われていますが、日本にいる間に生え替わって、オスはよくイラストで見るような首から上が鮮やかな緑色の状態になります。

まもなく本格的な寒さが到来することを教えてくれる渡り鳥たち。

身近な水辺に目を向けて、ぜひその愛らしい姿を楽しんでください。

■執筆/植松愛実さん

 

今年は、例年になく、冬の渡り鳥が一週間ほど早いようです。今月の2日は、昭和記念公園で「シメ」を初確認しました。このシメという種類の鳥は、冬に現れる野鳥で、その日は最高気温が26度もあり、汗をかいて撮影していました。シメが撮影出来るのは、主に年明けが多いものですが、一ヶ月以上早い、初確認でした。

他にも、ジョウビタキも何度も撮影しています。この分だと冬の時期に現れる「青い鳥」(ルリビタキ)が人気が有りますが、こたらも良く観察できるのが1月中旬頃から2月にかけてですが、年内に確認撮影出来るかも知れません。

青梅では、シロハラも確認できています。こうして次々と冬鳥が確認されていることは、急激に冷え込んで寒くなると思われます。

きっと青梅では今月の下旬ごろから最高気温も10度を切り、最低気温が2度前後と一気に真冬並みの寒さになる考えられます。

ですから私は今年の冬は寒い、地域によっては雪が多い年になりそうです。

センスプロデュース研究所、葛西行彦

 

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