私は長年、人の感覚に特化した研究「感覚心理」の研究に励んで来ました。
例えば、同じものを見ても見え方が違ったり、食べ物でも、好みによって味が変わったり、同じような音、音楽を聴いても、心地よいとか、喧しいと感じるなどの差異があります。
人の感覚と言えば、皆さんに馴染があるのが「五感」です。この五感は、日本的な表現で、仏語から来ています。
「視覚」「味覚」「嗅覚」「聴覚」「触覚」の五つの感覚を五感と呼んでいます。
ところが、世界的に見ると、五感と言う表現ではなく、アメリカでは「感覚」として捉えています。感覚つまり「センス」となります。
フランスでも感覚を意味する「サンス」と言う表現で表しています。
私自身も長年、人の感覚を研究していて「五感」という表現に違和感を覚え、私は「感覚」と表現しています。
人の感覚ですから、五感だけではありません。例えば、自分には見えているのに、側にいる人には見えていないとか?時には、聞こえていないのに、聞こえるなどがそうです。
総じてこのような感覚を「第六感」と呼ばれています。
人の第六感には、個人差や能力差などもあり、多種多様な感覚があります。
第六感と言えば、予知能力や霊能力なども含まれます。
人の五感を超越した感覚であり、その人が持っている能力によって「発揮される感覚」です。
私がこの第六感の研究を何年前から「体験を基に」勧めて来ました。
中でも「霊覚(れいかく)」という感覚を注視して、感覚の一つとして「霊覚」として加えています。
霊覚の意味は「仏語で、衆生に本来備わっている。計り知れない悟りそのもの」です。
つまり、五感では感じられないことを「感じる力」のことです。
第六感的感覚のことであり、目に見えないものが視えたり、気配を感じたりする感覚のことです。
以前に「霊感」を脳科学で説明したことがあり、話題になりました。
何故?霊感を脳科学で解明しようとしたかは、マスコミ等から霊感や霊能に対しての「科学的根拠」が欲しいとの依頼があり、それに応えるように私なりの体験と科学的根拠(脳科学)で解説したことがあります。
此処で、霊感を脳科学で説明いたします。
例えば、昼間でも霊的存在は現れます。それは、突然に現れるので予測も予知も出来ません。時には、大衆の前に現れたりすることもあります。
そんな時に、霊的存在を視えているのは、私だけとか、大勢の人が居たら、中には一人ぐらいは視えている人もおられると思いますが、殆どの場合は私だけが視えていて、隣の人には見えていません。
こうした感覚は「視覚」で見ていないからです。もし、視覚で見ていたら、隣にいた人にも見えるはずです。
では、視覚に見えないのに?どうして見えるのと思われるでしょうが、それは「脳で感じて、視えている」ということです。視覚以外の感覚(第六感)が働き、特に「第六チャクラ」(眉間)、この場所は「サードアイ(第三の目)」と呼ばれているところです。
この第六チャクラの眉間で、霊体の波動をキャッチし、その波動を脳内の「松果体」で認識し、その正体を視覚野を介して、像として見えると言う一連の伝達で「霊感」となるのです。
松果体は、睡眠ホルモンであるメラトニンを分泌する「脳器官」であり、鶏や魚など多くの動物では「光を感じる」所謂「第三の眼」として機能します。
松果体の光受容細胞は、網膜の視覚細胞と多くの類似点を持つ一方。メラトニン分泌(松果体)と視覚(網膜)というお互いに大きな異なる生理機能を持つことが知られています。
霊感や第六感が働き、鋭い人は「松果体」の働きが良い人だと言えるのです。
但し、松果体の働きだけでは、霊的存在などが視えても、どんな人なのか?何か伝えたいのかなどの認識し、判断することは出来ません。
それは「霊能力」が関わる脳部は、松果体ではなく、前頭葉の働きによると私は考えています。前頭葉は、思考、自発性(気力)、感情、性格、理性などを司っています。
また、人が行動を開始し、または制御する機能を司っています。
更に生活をする上で必要な情報を整理、計画して処理、判断することも前頭葉の役割なのです。
こうした一連の感覚の伝達は「経験値の高い人」ほど、霊感や霊性能力が高い人と言えると言うことです。
現代人のように「便利なものに依存し、自らの感覚を疎かにして来ています」。そして「視覚優位の感覚が働き、見たものが全てであると思い込み、見えないものを否定し、疑います」。ですから、私のような一般人と異なる感覚の持ち主は、世間から疎外されやすいのです。
変わり者とか、中には奇人扱いされることもあります。時に孤独を感じたり、仲間外れにされているなどネガティブな思考に陥ることも人ですから時にはありますが、私に与えられた「才能、特殊能力」なので、私の能力で過去も現在も多くの人を助けたり、護っても来ました。それが私の「天命」だからです。
その天命を果たすためにも、今後とも「感覚」「霊感」を駆使して、社会貢献して参ります。センスプロデュース研究所、葛西行彦