ツキノワグマの生態■外形的特徴!
黒色の体毛と丸く比較的大きな耳を持つ中型のクマです。
胸には三日月に似たV字模様の白い毛があります。この「ツキノワ模様」を持つことがツキノワグマの名前の由来とされています。
英語ではMoon Bear(ムーンベア:月熊)とも呼ばれます。ツキノワ模様の形状は個体ごとに異なるため、この斑紋の個体差を利用して個体を識別することも可能です。
また、ツキノワグマは樹上生活に適応した短く丈夫な爪を持っています。後肢に比べて前足の筋肉がよく発達しており木登りを得意とします。
ツキノワグマの後ろ足ツキノワ模様(胸部斑紋)■大きさ(四国で確認された個体の計測値を基に紹介します)。
頭胴長 オス平均140cm、メス平均120cm (鼻先から尻尾の根元までの長さ)。
体高 50~60cm
体重 オス平均約60kg、メス平均約45kg
ただし、個体や季節による変化が大きく、過去には体重100kg近いオス個体(7月に捕獲)も確認されています。オスの方がメスよりも大きい性的二型を示します。
■ツキノワグマの一年と食べ物
ツキノワグマは植物を主食とした雑食性の動物です。季節や生息地域の環境によって柔軟に食べ物を変えて生活しています。
基本的な食性は、春には色々な植物の新芽、若葉、花など、夏にはイチゴの仲間やサクラ類の果実、ハチやアリ等の社会性昆虫、秋にはブナやミズナラのドングリやミズキやヤマブドウなどの様々な果実をひたすら食べて、冬眠に備えてエネルギーを蓄えます。
所謂「狩り」をして獲物を捕らえることは不得意ですが、シカなどの死体を見つけた時にはこれからも食べます。
二日前ほどに青梅の森の遊歩道で「クマの爪痕」を確認し、撮影もしました。春先は、永山公園(矢倉台)付近で昼間にツキノワグマを見たと言う情報は、先月上旬にありました。
近くにはクマがいるからと注意勧告されていました。
それが、青梅の森まで降りて来たようで、6月頃から繁殖期に入るので、青梅にいるツキノワグマがオスなのか?メスなのかも確認が出来ていません。
ましてや一頭なのか/もしかしたら子供連れならましてや危険です。
クマが居ると言っても、後ろ姿やはっきりしない写真なので、そこで、私が鮮明な写真でツキノワグマを識別出来るようにと思い、本日、気合を入れて早朝の6時からムササビ広場では、度々確認されていますので、早朝からクマは行動し始めます。
ましてや先日にムササビの広場の近くの道で爪痕を私が確認しましたから、近くにいるのではないかと思い、本日はクマ探しを9時近くまで森林など、良く、クマは木登りが上手いので、木に登っていたり、青梅の森には「キイチゴ」(ヘビイチゴ)が沢山実っています。クマさんの大好物のスイーツです。そんな場所も私は熟知しているので、その周辺などを撮影のために「超望遠レンズ」(1200mm)のレンズで撮影したいと青梅の森に入ります。
9時過ぎからは、オオルリの営巣場所の近くとサンコウチョウを探して、撮影します。
もし、クマが撮影出来たら、真っ先に市役所に報告し、早朝の散歩や青梅の森の探索などには注意との看板を立てて貰うことも怪我人を出さないことにもなるし、私的にはツキノワグマを護って上げたいのです。
市政では、イノシシ、クマ、シカは「駆除対処」なので、猟流会を通じて猟銃で殺処分されます。
あまりに可愛そうです。ですから、もしも私がクマに遭遇したら、此処には現れないで、人前には出てこないでと「アニマルコミュケーション」で伝えて、駆除、殺されないようにと逃がして上げたいと思っています。
皆さんには、信じられないと思いますが、クマもイノシシも目の前に何度か現れても襲われることは一度もありませんでした。それは、実として、怖がらないし、刺激しない、静かにしてじっとしていれば、クマもイノシシも怖がりません。
但し、子供連れのクマは、私でも襲われる可能性はあります。それは、小熊は怖さを知りませんし、人を見たこともなれば、分かりませんから近寄って来たりします。それは、好奇心があるので、何だろうと人に近寄ってくるのを離れたところで親が見守っているから、襲われたと勘違いして、親が人に襲い掛かります。
また、奥多摩湖で連続して、ツキノワグマに襲われて何人か怪我をしているのは、ダムの近くの参道口で、ハイカーなどがリックの中に入ってる食べ物、特におにぎりは大好物です。
犬並みに嗅覚が鋭いので人を襲うのは、リックの中の食べ物の臭いで奪うために襲います。
私のように袋に入ったパンなどは、一切臭いが外に漏れません。
それに、クマが遠くに居ても、私は見えますし、感じます。だから襲われる危険性は他の人に比べたら確率は低いです。だからと過信など絶対にしません。
確かにクマ類は全国的にも、年々頭数を増やしているので、山岳ではクマに遭遇しやすいです。
だからとクマは悪い動物でも、人に害を与える「害獣」でもありません。人が勝手に「危ない動物」と決めつけている。可愛そうな野生動物です。
センスプロデュース研究所、葛西行彦