仮面の男(1998年 映画)

2023-02-07 00:00:42 | 映画・演劇・Video
アレクサンドル・デュマ・ペールの「ダルタニャン物語」の中にある『鉄仮面』が原作。

フランスのルイ14世の時代の話で、作者が生まれる100年超前のパリを舞台にしている。現代の作家が幕末の剣士の話を書くような感じか。天皇とか将軍が無茶なことをするので、替玉を立てようというような筋だ。

また当時、バスティーユ牢獄に、実際に仮面の男が終身刑で服役していた事実があり、今日までその正体は明らかになっていない。作家デュマは、その仮面男をルイ14世の双子の弟と断定し、仮面舞踏会の時に国王をすり替えようとする。

そして、三銃士対ダルタニャンの対決が始まる。仲間割れだ。

そのルイ14世と双子の弟フィリップの両方をディカプリオが演じる。彼は、弟役の時に鉄仮面を被せられ、一旦は王の座についたが、すぐに見破られ、2度目の鉄仮面を被せられる。さらに最終的には王は追放され、首のすげ替えが成功するのだが、それなのに、元々の国王として三回目の鉄仮面を被らされることになる。


ところで、おりしも2月も中旬に差し掛かり、花粉症の季節が始まっている。花粉症の時に鉄仮面を被されたら、最悪だな、と思ってしまう。