川崎水族館、1週間だけ無料に

2023-02-19 00:00:14 | 美術館・博物館・工芸品
2020年3月に川崎駅徒歩1分のビル内にオープンした川崎水族館。そのうち行こうと思っている間に2022年の3月に破綻し、民事再生法適用で継続営業している。口コミ情報では「水族館でなく、アートスペース」と言われていた。直径数メートルの円形の水槽の中で色とりどりの魚が泳いでいて、室内は暗く人口光線が夜の雰囲気を作っているといった投稿が多い。動物の種類の表示が極めて見にくいというか、そういうことを気にする人は対象とされていなかったようだ。

その後、スマホで動物名が確認できるようになったそうだが、そもそも室内が暗いのでQRコードがどこにあるのかとか・・

入館料は2000円なので、内容的にはやや高めかなというか、それでも破綻したので付加価値を高めて入館者を増やすしかないだろう。

ところが、約1週間、無料キャンペーンになった。理由は館内の工事。1階がヨドバシのビルの9階と10階が水族館(略してカワスイ)だが、9階の一部にあるアマゾンデッキの改良工事中ということで、その他のエリアだけで営業するので1週間無料ということ。

アマゾンデッキの価値がどれだけあるかは不明だがそれ以外が無料というのは嬉しい。入館料と満足度の比率を悩むことはない。

ところが、予約システムで事前予約しないと入れない。予約サイトを開くと時間ごとの空き枠はほとんどが埋まっていて、とある日のラストしかない。

ということで、予約するや直ぐに駆け込んだのだが、当日券(ゼロ円)売り場には人が並んでいて、事実上何人でも入場できる。自分のようにスマホの予約画面を見せて入る人は稀だ。



そして10階は水槽が並んでいて、大小さまざまな魚が泳いでいる。多摩川にも犬猫サイズの魚がたくさん生息しているようだ。



徐々にわかってきたが、この水族館は南米大陸(アマゾン)をイメージしているようだ。ピラニアは大人しい魚と表示されていたがワニや大蛇と比べたらということかな。



そして、9階に行くと小動物が中心になっていて、ガラス越しに猿やオオトカゲなどとともに初めてその動きを見ることができたアルマジロが人気の的だ。



あれだけ頑丈な皮膚だからのろいのかと思ったら素早い。リスとかゴキブリ級の素早さだ。走り回っている。しかも人間にはアルマジロの動きを予想することは困難だ。縦横斜めに瞬時に動く。チェスのクイーンのような動きなので撮影も困難を極めて、ややピンボケ風になる。



そして、わずか数秒で丸い団子のように変身した。その数秒後には元の四本足に戻った。まったく芸達者だ。



そして工事中のアマゾンデッキだが、そのエリアの中ではナマケモノとかカピバラ他が放し飼いになっていて、そのデッキの中に人間が入れるようになるようだ。大丈夫かな。ナマケモノはかなりの握力らしい。もっとも動物の方こそ人間が怖いということかもしれない。