将棋AIワールド内では先手勝率が上昇

2023-02-25 00:00:10 | しょうぎ
藤井五冠(現在)が後手番で3連敗したことが話題になっていた。4連敗はしなかったが。

単に偶然のできごとだったかもしれないが、将棋世界誌2022年3月号の「AI将棋入門・最終回」にも、人間同士ではなくコンピューター同士の対戦では、先手勝率が7割という話が書かれていた。それが「先手必勝ゲーム」だからなのかどうかについてはまだわからないということになっている。もともとプロ将棋では5%程度の差はあるのだが70:30ともなると、他のボードゲームのようにルールを変えなければならないが、人間同士では微差なのだから単なるハンディ方式の囲碁や、2局セットのチェスや象棋方式では進行が遅れるだけかもしれない。名人戦第一局の1とか2とか。

また、ルールもなかなか難しい。囲碁のように石の数を1目2目と微調整できる方法は将棋では難しい。香落ちルールもあるが、香落ち定跡など見たくもないだろう。駒落ちというのは囲碁では置き碁ということだろう。「待った一回あり」とか「先手は開始50手までは王手をかけられない」とか「一回だけ歩が下がっていい」とか斬新なアイディアはあるが、そうなると、すべての定跡が崩壊するだろう。

「後手は入玉したら勝ち」とかよさそうな気もする。もう少しハンディを小さくするなら後手玉が九段目(あるいは八段目)まで達すると勝ち」とかがいいかもしれない。穴熊戦法は激減し天守閣美濃とか増えるかもしれない(双玉詰将棋や入玉詰将棋は壊滅だが)。


さて、2月11日出題作の解答。








今週の出題。(10~15手)



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