左馬で謹賀新年

2007-01-01 00:00:45 | しょうぎ
e3ca1772.jpg将棋界の旗艦とも言える名人戦も、なんとか朝日・毎日共催になった。実家の父親が毎日新聞を読む楽しみの大部分を奪われるのではないかと心配していたが、なんとか新聞販売店を変える必要がなくなった。

もし、名人戦が毎日から朝日に完全移管して、それに伴って、新聞の契約を変えようとする購読者がいたら、「お客さん、契約はあと6ヶ月分先付けなのですが・・」というようなトラブルがあるのではないだろうか、と内心思っていたのだが、何も起きなかった。そして、棋士の給料も若干のプラスということで三方一両損か三方一両得か微妙なところに均衡した。

もちろん三者契約ほど脆いものはない、というのは歴史の教えるところなので、契約書の前半よりも後段の「解約、契約違反、損害賠償、不可抗力」などの規定の方が長くなったのかもしれない、などと勝手に想像(というか、ビジネス上の大部分の契約書は、昨今、そういうことになっている)。


個人的将棋的抱負は、零細支部を継続させることが一つ。それから、こども教室(無料)を開帳しているのだが、あるカルチャーから有料教室の手伝いを頼まれ、生徒募集中。カルチャー側は「団塊世代」をターゲットにしたいらしいが、今のところ応募は「こども」と「主婦」になっているそうだ。だいたい予感していたとおり。

本当は、年配者の右脳強化には絶好の思考法なのだが、悲しいかな、強化が必要になってからでは、間に合わないことが多いのも事実。また、団塊世代の方々がバリバリ働かれても、フリーターの方(多くは親が団塊世代)の今後の就職戦線に邪魔になるだろうし、将来の出生率を確保するためには、再雇用法にも課題があるのだろう。


さて、新年早々の趣向作は、「双玉+入玉+合駒選択+初型逆王手」と嫌われるテクニックを全部使ってみた。曲詰め崩れになってしまい、面倒なので双玉にして、かろうじて「左馬」で正月らしさを・・・

いつものように、わかったと思われた方は、コメント欄に手数と最終手と酷評を入れてもらえれば、正誤判断。

今年も、正統派問題はあまり創れないが、健康的な簡単な詰将棋を週1本程度並べられたらいいなあと思っているが、どうなることか・・


e3ca1772.jpg前々回の詰将棋の解答は、 ▲2八銀、△同玉、▲3七銀打、△1九玉、▲2八銀打、△1八玉、▲2七銀左、△2九玉、▲5九飛、△同桂成、▲5六角まで11手詰
6七桂と8九角はおまけ。  


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