![7fd3400c.jpg](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/49/a6aaf1ec4557073cdb8e1a71f89d1818.jpg)
一方、店舗や銀行のイメージといった評価は結構高いのである。そういったトータルイメージを形成する一つにカラーがある。藍色と青が境界線を微妙にまぜながら、清潔かつ高級感を引き出している。
しかし、この色、日本人ならどこかでなじみのある色ではないか。
そう、葛飾北斎の富岳三十六景。富士の背景となる江戸の空の色である。
しかし、この藍色、北斎が好んだからと言って日本製ではないのである。北斎に先んじること僅か前にヨーロッパで開発された新しい色彩なのである。当時の呼び方で「ベルリンブルー」。わずか10年ほどで北斎の手にかかり、あの美しい赤富士を引き立てるのである。日本では、「べろ藍」の名で呼ばれていた。べろはベルリンである。
芸術の国境を越える伝播速度は、おそろしいものがある。
しかし、この藍色、北斎が好んだからと言って日本製ではないのである。北斎に先んじること僅か前にヨーロッパで開発された新しい色彩なのである。当時の呼び方で「ベルリンブルー」。わずか10年ほどで北斎の手にかかり、あの美しい赤富士を引き立てるのである。日本では、「べろ藍」の名で呼ばれていた。べろはベルリンである。
芸術の国境を越える伝播速度は、おそろしいものがある。
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