・・・水素水素水素水素水素水素水・・・

2009-10-02 00:00:08 | マーケティング
最近、ゴルフトーナメントのスポンサーになったり、マラソンや野球のテレビスポンサーになって、目立ち始めたのが「バナH」。

vanaチェ・ジウ姫が、富士山を背景にペットボトルの水を飲むのが、どういう意味かさっぱりわからなかった。韓国に富士山のコピーができたのだろうか。あるいは、チェ・ジウ様は、本当は日本人だったのだろうか。などと考えてみたのだが、わからないままだったのだが、
最近わかった。「バナH」という会社は「バナ」という会社から発展的に拡大したそうだが、チェ・ジウは、その「バナ」という会社の第二位の株主だったそうだ。といっても保有比率1%。筆頭株主は石山さんという方で、99%の株主ということ。

ということで、貴重な地下資源である富士山から湧き出すミネラルウォーターを掘り出して(汲み出して)、ペットボトルに詰めて、効能を大公開して販売しているようだ。

水に含まれているのが、バナジウムと水素。そして、商品名は「バナH・水素水」という商品だそうだ。上から読んでも水素水、下から読んでも水素水である。つなげると、いつまでも終わらない。・・水素水素水素水素水素水素水素・・

で、それだけのために、なぜ巨大宣伝をしているかというと、事業として、どんどん自己拡大を続けていかなければならない構造になっているわけだ。

つまり、マルチ商法。

マルチと言えば民主党といわれる時期もあったが、さすがに政権を取ったら知らんぷりらしい。ただ、普通のマルチとは少し違うのが、子、孫、ひ孫、・・と永遠に利益ピラミッドが続くわけではなく、何代か(3代?)までらしい。

さらに金130万円を払うと、水素水を定期的に入手できると同時に、数年後に予定されていると自から公表している一部上場の際、金額不明の1株を与えられるのか、あるいは優先的に新規上場株を購入することができるらしい。(あくまでも、自ら公表している話である)


そして、効能は、水の中にバナジウムの他に天然の水素が溶け込んでいるらしく、この水素が体内で血液に溶け込んで、体の中の危険物質と化合して消滅させるそうだ。


実際に、その効能が実現するためには、体のどこか(腸?)で水分と同時に水素を血液に取り込まなければならないわけだが、そのあたりのメカニズムが、よくわからない。

vanah1ということで、実は、ボトル1本の入手に成功。さっそく飲んでみると、・・

味はなかなかいい。さっぱりして、くせがない。舌にやわらかい当たりである。もちろん、それ以上のことも以下のこともわからない。

ところが、・・

深夜に、急に腹部が苦しくなり、トイレに座ることになる。ガス(おなら)が溜まって、がまんできなくなるというのとは、かなり感じが違うわけだ。大腸が空気圧で苦しいというのとは違って、腸全体が内側からの空気圧で苦しくなるわけだ。

イソップ童話に登場する、おなかを膨らませたカエルという感じだ。

だから、簡単にはガス抜きできない。かなり辛い。これは、水素水の効能を信じない天罰だろうか。

しかし、この水素と、体内で従来発生するガスが、腸内で化合して硫化水素が発生するのではないかと、大いに心配になったのである。


さて、日本では富士山の水がもてはやされるわけだが、中国ではチベットの水である。2006年7月に開通した青海チベット鉄道(西蔵鉄道)のラサから初荷は、チベットの水だった。沿海部の金持ちのために、チベットでヒマラヤの水を汲み上げる。


日本などに目をつけずに、中国でマルチ商法を展開すれば、大もうけできると思うのだが、・・(もしかしたら、重罪?)


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