マスターズ&アスリートの結婚

2005-04-13 20:13:33 | スポーツ
f50f0ac9.jpgマスターズはタイガー・ウッズが勝った。プレーオフの結果、ディマルコを振り切る。しかし、毎年のマスターズがそうであるように、日本時間の朝9時前に試合が終わるので、テレビ中継を見ていても、15番ホールくらいであきらめて会社へ通勤しなければならない。そして出社してからネットで結果を確認することになる。今、政府と経済界がひそかに画策しているのが京都議定書対策のサマータイム制導入だが、逆サマータイムで1時間遅らしてしまえば、結果を見てから出社できる。あるいは、どうしてもゴルフを見てから出社したいなら、自分が社長になればいいのだが、動機が不純だ。

ともあれ、久しぶりのメジャー大会優勝だ。

実は、個人的には、「タイガー・ウッズ打法」を使っている。と書くと、すごいスーパー・パワーヒッターのように聞こえてしまうが、彼のマネをするのは危険だ。ややクローズド・スタンスにもかかわらず、インサイドからクラブヘッドが出て行き、左に引っ掛けそうなものを右に打ち抜き、ボールはほぼまっすぐ飛んでいく。かなり無理のあるスイングだ。タイガーと同じように振っていると、馴染みのカイロプラティックの先生を喜ばせるだけの結果になる。

実は、使っている「タイガー・ウッズ打法」とは単に、スイングのタイミングを取る時に「タイガー・ウッズ」と口に出して打つこと(本当は声は出さないが)。ははは。

アドレスからバックスイングに入る時に、「タイガーーー」とのばしていって、トップで一瞬の間を作って、左側への体重移動と同時に、「ウーーーーーーー」と一気に振り切ってクラブヘッドが540度回転したあと、シャフトが背中にぶつかって止まる時が、「ズ」になる。かなり正確に英語で発音しなければならない。この方法を、他人に教えてあげる時は、かならず発音を直してあげてからでないといけない。「タイガーーー」の部分は簡単だが、Woodsを日本語的発音で、「ウ」「ッ」「ズゥ」と発音しようとすると、振り下ろすクラブを、一旦、「ウッ」と腰の高さのあたりで停止させなければならない。そして「ズゥッ」とボールを打つことになるが、きっと同伴プレーヤーは、爆笑を通り超えてしまうだろう。地球上にはありえないフォームだからだ。離陸しようとした飛行機が一旦離陸をやめようとスピードを落としたものの、またも気が変わって加速するようなものだ。

ところで、昨年の不振ぶりについてタイガーの言い訳は、「結婚式の準備で忙しかったから」というのだ。確かにスウェーデン人女性との結婚式は2004年10月5日なのだが、彼が1年間も忙しかったという話を聞いて納得する人はいないだろう。世界中に散らばる彼の親戚一同を集めた時の席順でも悩んでいたのだろうか?

同様に、変な結婚話が、ブラジルサッカーのロナウドだ。今年2月14日にパリで同じブラジル人モデルのダニエラ・チカレリと結婚パーティを開いたのだが、実は、この両者ともまだ以前の離婚が成立していないとのこと。ただしチカレリさんは米国で結婚したため、離婚も米国で行わないといけないらしい。この結婚制度と国籍の問題というのはかなりやっかいであいまいになっている。イスラム圏で妻を4人登録できるからといって日本人男性がインドネシアで2号、3号と登録しても日本では無効だが、逆にイスラム圏の国籍の男性が日本に来ても重婚罪で逮捕したりはしない。まあどうでもいいのだけど、4月になって、ダニエラさんは妊娠1ヶ月と発表。「1ヶ月」で発表するのも珍しいのだが、もうそろそろロナウドもサッカーを再開する頃ではないかな。

もう一人、変なのが、大魔神こと佐々木投手。落ち目の上に、離婚して次のお相手の所にいるようでは高額慰謝料は間違いないところだ。そして、試合に出るたび打たれる。
思い出せば、全盛期の彼のパターンは、1球2球とスピードボールでストライクを取り、3球目には、鋭角的なフォークボールで三振をとることだ。ちょうど彼の野球人生を重ねて考えれば、ベイスターズを優勝に導いた時が1球目のストライク。マリナーズで活躍したのが2球目のストライクだったのだろう。そして、不調を窮める現在の状況は、不安定に揺れ動きながら鋭角的に落下して、もうすぐ地面に落ちそうな3球目のフォークボールのようなものなのだろうか。そして、おそらくワンバウンドしたボールは誰も知らないどこか遠くまで転がっていくのかもしれない。あたかも180ヤードパー3、5番アイアンから放たれた会心の高弾道が、予期せぬ突風に押し戻され、グリーン手前に静かに広がる暗緑色の池の深みに、バックスピンの渦を作りながら、ゆっくりと沈み込んでいくようなものなのかもしれない。


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