R25で冷静なサッカー分析が・・

2006-07-10 00:00:28 | スポーツ
e85e7eb8.jpgフリーマガジンの「R25」が創刊2周年ということだ。なかなか2年というのは雑誌では大変な長さである(ブログもそうだ)。しばらく読んでなかったのだが、何か表紙の光沢が違っていたので手に取ってみた。見立ては全く正しく、「今週から表紙が丸まりにくくなりました。」と書かれていた。2年、100号にして進歩。

ところが、しばらく読んでなかったうちに内容もだいぶ変わった。多様性である。以前は、コラムが無数にあって、「ちょっとした豆知識」という感じで25歳の新入社員のコネタではあるが、人前でしゃべると笑われるレベル、だったのだが、結構大型執筆陣が加わっている。

畑正憲(ムツゴロウ)氏が自らの生い立ちを語る。斜め45度読み。動物トレーナーは彼を天敵扱いしている。”動物と遊んでいるだけ”とみている。

そして、時節柄、二つのサッカー記事が書かれている。

まず、石田衣良氏が書く「空は、今日も、青いか?-日本代表は日本人」。

日本代表の成績について、「2位になるのも4位になるのも同じ可能性だったので、驚かない。2位になってもイタリアに負けただけだろう」と書く。「ほとんどの時間帯で守備はよかったが、相手のゴールに近づくとやさしくなってチャンスを逃してあげた」と指摘。「専守防衛で60年以上過ごした」「サッカーは日本人の和の精神と根本的にそぐわない」「心やさしい日本人選手が好きだ」とほめる(?)。

さらに、フォワードのだらしなさについては、「日本人に彼らを責める権利なんかない。まわりをみても、仕事や会議で正論を述べてばりばりと中央突破する人間なんかほとんどいないではないか」と鋭く日本人の特性を指摘する。

そして、4年後でも12年後でも28年後でも、優柔不断なチームで不思議にワールドカップに連続出場できるチームになっていることを期待している。

思い起こせば、4年前のトルシエ監督の時に、サントス(アレックス)が、「ゴールキーパー以外、どこでもプレーするから代表に選んでほしい・・」と言っていた。彼をフォワードにすべきだったのではないだろうか。倒れ込むのもうまいし、倒すのもうまい。


もう一つのサッカー記事はミニコラムに書かれた監督論(長谷川一秀氏記)。まず監督にしたい人のアンケートから。
1位:ラモス(39%)、2位:ヒディング(23%)、3位:トルシエ(10%)、4位:岡田(9%)、5位:オシム(8%)。
まあ、そんなものだろう。3位と4位が愉快だ。前の方がましだ、と考えている人が多いのだろう。なんとなくオシムの2年契約というのは、両者ともに解約権を持つということなのだろう。監督交代騒動がもう一度楽しめるわけだ。

コラムでの意見では、「日本語のしゃべれる監督がいいのではないか」と書かれている。たしかに、語学下手な日本人選手ではあるが、選手がポルトガル語やフランス語やもっと小さな国の言葉を覚えるのは非現実的だろう。いくら下手とはいえ、英語なら日本語の1割くらいはわかるだろうが、英語の上手な監督は日本にはこない。ただ、サッカー用語はそう多くないのだから、トルシエもジーコも言葉が通じなかったというのは、ちょっと信じられないのだが、おそらく、「興奮してポルトガル語を早口でまくしたてていた」のかもしれない。ようするに冷静な監督なら意思の疎通はできたのではないだろうか。

ところで、オシム監督の欧州での取材を見たのだが、聞いたこともないような言葉を話していたのだが、大丈夫だろうか。それに日本人監督(コーチ)を探そうにも、「Wカップ出場経験+欧州クラブ在籍経験」を有資格者と考えると、実はほとんどいない。

・・・サッカーネタ続く・・・

上川主審が3位決定戦(ドイツ-ポルトガル)の笛を吹いたのだが、両チームの選手より体格がガッチリと見えた。もう一回選手に戻ってフォワードでもやったらどうなのだろう。

次期ブラジルの監督候補に鹿島アントラーズの監督が有力だそうだ。どうも監督と審判が一流の国、という変な国になりそうだ。国歌も湿っぽいし・・(もともと天皇制を支持するか否かの踏絵国歌になってしまったから)。

日本選手(特にバックス陣)は、ブラジル戦敗退の後、帰国前に三角ベースで遊んでいたところを目撃されてしまった。「野球の国から来たサッカープレーヤー」とドイツで紹介されていたそうだ。”もっとも野球のうまいサッカーチーム”かな?(たぶんアメリカチームの方がうまいだろう)

ブラジルの不発弾、「ロナウド」がニューヨークでショッピングをしていたそうだ。どうもガールフレンドがそこにいるらしい。「もっとも足の遅いフォワードが鳥のように飛んでいった」と言われている。「ロナウド」という名前は平凡な名前で、もっとも優れた「ロナウド氏」がロナウドと呼ばれ、それより若い次期ロナウドのことを「ロナウジーニョ」と呼ぶことになっているそうだ。となれば、現ロナウドも以前はロナウジーニョだったのだが、「ロナウド」の呼称を譲る時期がきたようである。それでは、元ロナウドのことは何と呼ぶのだろうか?ポルトガル語はまったく知らないので答えられないのだが、英語だったら過去形とか完了形とかにすればいいのだろうか?「ロナウデッド」とか「ロナウデン」とか???


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