ビーノ・ノヴェッロ到着

2006-11-16 00:13:51 | マーケティング
2e71dab2.jpgビーノ・ノヴェッロ=ワインの新酒である。ということはボジョレ・ヌーボーと同じかといえば、似たようなもので、イタリアの新酒である。1ケース6本1万円で、今年も到着。11月15日夜。

ボジョレ・ヌーボーの方は、今年は11月16日が解禁日なので、なんとか出し抜けた。もともとイタリアでは11月6日が解禁日だったそうで、9日目に到着。ボジョレは、100機以上の専用機で数日間に大量が日本に到着し、解禁日を倉庫で待つのだがイタリアノヴェッロは地味もいいとこだ。あっさり、さっぱりのフランスヌーボーと較べると、ノヴェッロはしっかりとした深みと渋みを持ち、その色も濃い。そして日持ちもいいので、お正月用にと思いながら、クリスマス前までには全部飲んでしまう。

14日に検診で胃部レントゲンを撮影したのだが、他の受診者より、時間長めで念入りに撮影が続いたので、「まずいなあ、ワインが飲めないかも」と愚かな観念をしたのだが、今のところまだお咎めはない。さっそくコルクを抜く。腸の方でバリウムと赤ワインが混じってしまい、明日が楽しみである。

さて、3年も続けてこのケースで注文しているのだが、3年前は為替の方は1ユーロ100円強だったのが、今や150円。商品価格に転嫁しているのだろうか?あまり上がっている感じがない。なかなか苦しいはずだ。ユーロ切り替え前はイタリア・リラは欧州最弱通貨と言われていたのだから、ユーロになって大成功である。輸入業者もリラの時代に先行き10年分くらい為替予約していればよかったのだろうが、どうなのだろう。

ところで、日本と欧州の経済が3年間で1.5倍も力が離れたという実感はまるでないわけである。それなのに、この為替の変動幅の原因は何か、と言われてきちんとした説明など聞いたことがない。ということは、ユーロを導入した時から、次々とユーロ圏を拡大したことに起因していると考えられる。つまり欧州内の弱い通貨が駆逐され、強いユーロに牽引されているということである。事実、スペインなどはかなりの経済成長を拡大している。一方、マルク・フランなどの御威光はそれほどでもないのだろう。

そして、一般的に欧州の巨大企業は、ユーロ圏内での新販売市場を手にいれ、一方で、相対的に安い労働力を使うことにより、さらに収益を増加させている。

ただし、ポーランドに構築中の「ミサイル迎撃システム」はある大国を怒らせているので注意が必要である。ポーランドの先にあるのはロシアであり、そうなると仮想敵国はロシアということになる。日本海とは違うのだから。  


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