寒川神社のねぶた

2020-01-31 00:00:00 | 市民A
ねぶたと言えば青森県なのだろうが、神奈川県の中部にある寒川神社の神門の上部に、青森県のねぶたを製作されている方(北村蓮明氏)が作られたねぶたが飾られている。



毎年、新型に交換されていて、今年が20回目と言うことだそうだ。12回目までは年の干支にちなんだ造作だったが13回目からは神話を題材としているそうだ。

今回は「神武東征」がテーマ。宮崎の高天原から橿原(奈良)に向かって神武天皇が進軍を始めた時の図で、この長い戦いで神武天皇の兄が戦死している。また天皇の味方になったのが、八咫烏(ヤタガラス)と金色のとび。

作品は向かって右側の金色のとびが活躍している場面だが、とびが攻めているのは神武天皇(享年127歳)ではなく、神武天皇の敵だろうか。神鳥としては、八咫烏は神武天皇に作戦を教えたとされるが、とびは実務部隊長だったのだろうか。

今年は神武天皇の即位2680年に当るそうだ。一方、初期の頃の天皇の時代は、天皇にとっての1年は庶民の半年、つまり1年に2歳ずつ年齢が増えるというルールがあったという説もあり、そうなると日本史は矛盾のない妥当な年表になることが知られている。