どんと焼きで燃やされたもの

2020-01-14 00:00:15 | 市民A
松の内も終わり、鏡開きも終わり、書初めも終わり、その他様々な今年初めての行いも終わり、ついに「どんと焼き」の日が来た。町内会の行事で、緊急時の炊き出し訓練もあり公園で消防団員立ち合いの中で、禁断の火遊びが始まった。



基本的に紙類と松の枝、竹、わらなどのよく燃える素材のものが持ち込まれる。例年に比べて書初めが大量にあるような気がする。小学生のテーマだったのだろうか。『令和』と『生きる力』というのがたくさんある。『生きる力』というような立派な作品を書いてから一週間もしないで燃やすというのも、割り切れない。



そして、自宅から持って行ったのは松の枝でできた簡易門松など。新聞紙に包んで山の上に置いたのだが、しばらくすると上にダルマが多数重ねられ、山の下に落下していた。



何しろ新聞紙面には『イラン、米軍に・・(不明)』という見出しが見える。ミサイルを米軍基地に打ち込んだ記事だ。燃やすには最適な新聞なわけだ。

そして、多くの人が竹串に刺したモチをあぶっているときに、ならず者がきて、ダルマの追加をしてくれた。慣れた人は一斉にダルマから離れる。ダルマを燃やすと、途中で大きな音を出して爆発することがあるわけだ。そして、運がいいとダルマが空を飛んだりする。火のついた空飛ぶダルマの眼と眼を合わせた年もあった。半焼けの餅を持って帰り、オーヴントースターで焼き直した。煙でいぶったような匂いは残ったままだ。