2018年4月にオープンした『半蔵門ミュージアム』へ行った。半蔵門駅徒歩ゼロ分。戦後に誕生した宗教法人が所有する仏教美術品を主として展示している。
常設展示の中には、運慶作と言われる大日如来座像(重文)が含まれる。この像のためのミュージアムと言ってさえいいかもしれない。
2008年にニューヨークの入札(クリスティーズ)で教団がおよそ14億円と言われる金額で入手し、しばらく国立博物館で展示されていたものが、やっと新築の自宅に入居したようなものだろうか。日本国内では高額で購入できる美術館がないため、主に宗教法人が収集を進めているようだが、後発であったため、思い切ったともいわれる。
運慶作と確定している同様の形式の国宝(円成寺)と比べて金箔の多くが残っていることもあり、像の前にしばらく立っていたが、開祖とはことなり、私の上には何も降りてこなかった。
特集展示として、棟方志功の木版画(仏教関係)や、芹沢銈介の型絵染の「釈迦十大弟子」が並んでいた。両氏とも倉敷市の大原美術館に特別ルームがあったが、芹沢銈介について大原美術館には仏教的作品はなかったように記憶している(曖昧だが)。少し意外だった。
念のため、信徒でなくても入場無料。大日如来坐像の前で何かが体内に降臨した人の今後の人生は自己責任で決めてほしい。
常設展示の中には、運慶作と言われる大日如来座像(重文)が含まれる。この像のためのミュージアムと言ってさえいいかもしれない。
2008年にニューヨークの入札(クリスティーズ)で教団がおよそ14億円と言われる金額で入手し、しばらく国立博物館で展示されていたものが、やっと新築の自宅に入居したようなものだろうか。日本国内では高額で購入できる美術館がないため、主に宗教法人が収集を進めているようだが、後発であったため、思い切ったともいわれる。
運慶作と確定している同様の形式の国宝(円成寺)と比べて金箔の多くが残っていることもあり、像の前にしばらく立っていたが、開祖とはことなり、私の上には何も降りてこなかった。
特集展示として、棟方志功の木版画(仏教関係)や、芹沢銈介の型絵染の「釈迦十大弟子」が並んでいた。両氏とも倉敷市の大原美術館に特別ルームがあったが、芹沢銈介について大原美術館には仏教的作品はなかったように記憶している(曖昧だが)。少し意外だった。
念のため、信徒でなくても入場無料。大日如来坐像の前で何かが体内に降臨した人の今後の人生は自己責任で決めてほしい。