『くすりミュージアム』は口コミ以上

2019-08-04 00:00:26 | 美術館・博物館・工芸品
日本橋界隈で1時間半ほど時間が空くので、いくつかの手ごろな未体験博物館をさがして、最初に『くすりミュージアム』に行く。その後、いくつか回るつもりだったが、このミュージアムでどれぐらい時間が必要なのかわからず、口コミ情報などみたのだが、どうも要領がわからない。



ということで、昭和通り沿いの第一三共の本社ビルに行く。同じ場所に『くすりミュージアム』がある。日本橋は江戸時代、徳川家康の命により薬の町と定められ、漢方薬の薬種問屋が並んでいたそうだ。今も大手薬品メーカーが多数ある。専門神社もある。家康は知る人ぞ知る漢方薬の大家であり、自分で薬種を摺ったりつぶしたりして混ぜ合わせ、特製漢方薬を作っていた。自分で飲むだけではなく、部下にも飲ませていたらしい。

さて、ミュージアムの一階の受付で、事細かく装置の使い方を教わり、二階へ。基本的に撮影不可ということが、口コミ情報のわかりにくい点につながっているようだ。立派すぎる展示を隈なく堪能しようとすると2時間になるだろう。省略しながらでも最低1時間。普通に回ると1時間半といったところだ。



まず、一般論としての薬。こういうのが難しい。病気を治すのに自然治癒力だけで無理な時に薬が登場する。この薬と人間の治癒力とのバランスが難しいということなのだろう。薬には副作用もあるし、人間の治癒力も人さまざま。

そして、薬が全身にどのように回るかということを、経口薬と注射、そして吸引というような摂取法によって体の中をどのように循環するのか。あるいは、薬剤の様々な形はどういう意味なのか。そのあたりが展示されている。

次に、くすりの種類ということで、様々な薬の種を集めて薬効をしらべる必要がある。さらに、それを抽出したり、合成したり。それらの膨大な蓄積データの中から、何を使って組み立てるのか。

それから、合成の方法とか、副作用を消す努力とか、極端に難しいことがある。このあたりの秘密性が高いのだろう。だんだんわからなくなっていく。

要するに、小学生、中学生、高校生を対象としているが、それ以上のレベルがないと理解できない部分があるかもしれない。といって、薬学部の大学生がここでいくら勉強したとしても国家資格である薬剤師試験に合格できるはずもない。その目的なら湯島天神に行くべきだ。各種合格祈願の絵馬が無数に吊り下げられている。合格御礼の絵馬を見ることはない。
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