将棋ペンクラブ、関西では活動休止か

2018-06-23 00:00:28 | しょうぎ
将棋ペンクラブの機関紙が『将棋ペン倶楽部』という複雑な関係になっているのだが、6月に届いた第51号通信の誌上で、『本年をもって、関西交流会を休止しました』との告知があった。

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毎年、関東(東京)と関西(大阪)で一回ずつ交流会が開かれていて、私は関東で二回、関西で一回参加した。どちらかというと出し物は関西の方が魅力的(ただし私が関西に参加した時は告知不足だったのか参加者3名でゲストは現れないという謎の会になったのだが)と思っていたのだが、どういう事情なのだろう。

関西の幹事の方の健康状態が良くないというような書き方ではあったが、交替要員がいないのだろうか。それとも参加率が低いということだろうか。

関東は将棋会館に集まって、単に将棋を指して、数名のプロ棋士を交えてごく軽い打ち上げをするだけなのだが30人位は集まるのだが、その差は何だろうと思うと、いくつかの問題点があるのだろう。列挙すると、

 1.関西交流会の開催日はここ数年はGWの中にあって、いかにも忙しい。
 2.会場が関東のように将棋会館ではなく、将棋の雰囲気がない。
 3.関東もそうなのだが、「ペンクラブ」という趣旨の企画がない。
 4.そもそも大阪でいいのだろうか。詰将棋全国大会のようにいくつかの都市を回るとか。

もっとも、なくなったものは仕方がないわけで、あとは関東交流会の行く末を案じるしかないが、ペンクラブ大賞受賞の方々のうち1名でも来てもらって(できればプロの方)、「受賞作成立のいきさつ」でも話してもらえると嬉しいのですがね。


さて、6月9日出題作の解答。

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合駒請求、質駒作り、打歩詰回避、駒取、直打ちとありふれた手筋を連発。駒取りについては好きな人と嫌いな人がいるのが現状だが、個人的にはやや駒取り肯定派である。

取った駒を使うのだから使用駒数が少なくて済むので見かけがすっきりする。また駒取りによって持駒が復活すると、複雑さが増すことになる。一方、取る手があると必ず打つ手を増やさないと最後に駒が余るので合計4手長くなる。その分、作品の濃度が薄くなるという欠点は感じている。

動く将棋盤はこちら


今週の問題。

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サッカー観戦及び株主総会ウィークでもあり簡単作。簡単にもほどがある、と怒られそうなので、一応「八種駒使用」。本当は盤上11枚で持駒多数のサッカーバージョンも考えたものの・・持駒のうち3枚だけ使っていいというルールなのだが・・

わかったと思われた方は、コメント欄に最終手と総手数とご意見をいただければ正誤判定します。