和歌山で発生する奇怪事件

2018-06-05 00:00:53 | 市民A
和歌山で富豪殺人事件が発生した。5月24日、『紀州のドンファン』と呼ばれる金融業の男性が50億円の遺産を遺し、自宅2階の寝室で変死した。胃の中から大量の覚せい剤が発見された。自宅に数年前に盗難被害があり、寝室を含め敷地内に数十台の監視カメラがあったといわれる。当日、自宅にいたのは55歳年下の妻(モデル)と60歳の家政婦だけで、当面この二人が疑われているようだ。


妻は告別式の日もスマホで情報収集に勤しんでいたようだし、家政婦は独自見解として「若い妻なので頑張ろうとして、以前の女が残していったクスリに手を出したのではないか」と言い出し、さらに怪しまれているようだが、何の証拠にもならないだろう。


遺産のことから始めるのは、ちょっと変だが、2月8日の仏滅の日に入籍した妻が50億の1/2の25億円。過去に別れた妻たちとの間の子供が5人と言われる(認知した子がいるかどうか不明)。残り25億円を5人で割ると一人5億円ということになる。認知した子も権利同等なので人数が増えれば増えるだけ一人分が減る。

ただし、これらの相続人の中に本人を殺害した者がいれば、権利は失格となる。

なお、ペットの愛犬(16歳)に全財産を譲ると公言していたようだが、本人の死亡の18日前に変死している。つまり、さらに怪しい。(実際には、ペットの介護を任せる人や組織に財産を渡せるのだが、ペット以外の用途には使えないので、ほぼ無関係なのだが、仮に犯人がいるのなら勘違いした可能性もある)


可能性は病死、殺人、自殺ということだが、自殺ではないと思われるのは、上半身着衣で下半身が裸だったということ。まあ、富豪の友人はいないので想像することすらできないが、自殺して発見された時に、下半身裸というのは、恥ずかしすぎるような気がする。まだ全裸の方が生まれた時の姿で死ぬという美学があるともいえる。

しかし、警察発表では、胃の中から覚醒剤が見つかったとされるが、それが死因であるとは言っていないのである。何かを隠しているというのは、まだ、全容解明には至っていないような気がする。

それと、自ら50億円持っているとか4000人の女性に30億円使ったとか(一人当たり75万円)公言したことが、事件の遠因だろうか。

あるいは、元交際女性に限らず、町金融をやっていたことから恨みを持っている人間は色々といるだろうと思う。根拠のない勘を無責任に言えば、犯罪の陰にオトコありではないだろうか。ドラマの脚本なら、若妻の愛人(男)が陰で指示していて、さらに遺産を女が入手したあと、結婚し、数ヶ月経ってから次の事件を起こせばいい。それを知った家政婦は山分けとか真犯人を恐喝するとか・・


ところで20年前、1998年7月に和歌山で起こったのが「和歌山毒物殺人事件」。有力な証拠がないまま、「彼女以外には考えられない」という論法で死刑判定が出ている。カレーにヒ素が含まれていた。

また、1946年1月には「和歌山一家8人殺害事件」が起きている。怨恨から大暴れして8人を殺害している。この犯人は死刑判決を受けていたがサンフランシスコ講和条約の締結記念の恩赦で無期懲役に減刑され、1968年に出所している。

さらに2002年7月には「和歌山出会い系サイト強盗殺傷事件」が起きている。出会い系サイトで知り合った男性を篭絡し実行した罪で女性が無期懲役で服役中のようだ。この事件の裏側にはこの女性が町金融からの借金が膨れて返せなくなったということがある。まさかドンファンから借りたのではないだろうかと疑いたくなる。