ある海運関係の業界誌に財務省の財務総合政策研究所の重職の方がレポートを書かれている。かなり立派な内容で、インサイダー向けにしてはもったいないような気がする。といってもそのまま書くわけにはいかないので、かなりラフにまとめてみる。
まず、今の中国経済の失速の原因は2009年から2010年にかけての4兆元にわたる公共投資や設備投資といった経済対策の失敗の反動ということだそうだ。もともと2003年ごろから過剰投資の影響があったものの幸運にもめぐまれ何とか危機を乗り越えてきたのだがリーマンショック(2008年)で失速。もともと設備過剰なのに無理に政府がつぎ込んだので、過剰設備、住宅バブル、シャドーバンキング、地方政府の過剰債務という4つの経済リスクが発生し、多くの企業が損失を重ねている。
ということで、新常態(ニューノーマル)政策を打ち出したのだが、この成果に中国の未来がかかっている。特に、イノベーションと中産階級の厚みが必要ということらしい。そうならないと、大失速のまま大崩壊ということになる。
ちょっと厳しいかもしれない。
まず、今の中国経済の失速の原因は2009年から2010年にかけての4兆元にわたる公共投資や設備投資といった経済対策の失敗の反動ということだそうだ。もともと2003年ごろから過剰投資の影響があったものの幸運にもめぐまれ何とか危機を乗り越えてきたのだがリーマンショック(2008年)で失速。もともと設備過剰なのに無理に政府がつぎ込んだので、過剰設備、住宅バブル、シャドーバンキング、地方政府の過剰債務という4つの経済リスクが発生し、多くの企業が損失を重ねている。
ということで、新常態(ニューノーマル)政策を打ち出したのだが、この成果に中国の未来がかかっている。特に、イノベーションと中産階級の厚みが必要ということらしい。そうならないと、大失速のまま大崩壊ということになる。
ちょっと厳しいかもしれない。