リシン毒殺未遂事件

2015-12-08 00:00:11 | 市民A
栃木県で起きた元自衛官の妻(33)が、現職自衛官の夫にトウゴマから精製したリシンを焼酎に混ぜ込んで殺害を図った事件だが、腑に落ちないことが多い。

奇抜な事件で、リシン以前にも何らかの毒を焼酎にまぜて夫を対象不良に追い込んだものの、成功に至らなかったことでさらに別居中の夫宅に忍び込んで焼酎の中に混ぜたようだ。

この女だが、こども用のカードの販売店を始めたもののうまくいかないで閉店したそうだ。店の名前が「あんしん堂」というらしく、いかにもおかしい。

原料のトウゴマを偽名で買おうとしたところから足が付いたようだが、精製法はどこで知ったのだろうか。簡単らしいがよくわからない。自分で精製したものなら純度が不正確になるだろうに、致死量までは混ぜなかったという証言からみると、かなり専門的なのかもしれない。自衛隊には2年ほど在籍しているようで、そこで覚えたのだろうか。自衛に必要なのは解毒法で、精製法を覚えるのはおかしい。自衛隊は生物兵器の生産まで研究しているのだろうか。

KGBが暗殺に使ったのも有名である。

しかし、夫がなくなると生命保険と遺族年金の二つのメリットがあるという絶対的合理性が事件をひき起こしたのだろうが、これだけ奇妙なことの多い事件の中に、いかにももっともな理由があるということが、少し割り切れない。