くろ玉

2015-11-13 00:00:27 | あじ
山梨県の名物なら、ワイン、信玄餅といったところだろうか。仕事で現地の人と食事をすると「馬刺し」がでてきてちょっと困惑する。

ということで、今回は山梨の新しい手土産として、


「くろ玉」。

kuro


まず名前だが、「黒丸」にしたいところだが、六本木のラーメン店になってしまう。

形状は、なぜか球状。色は黒。それほど食欲はそそられない。箱がオレンジ色。これは食欲を呼びだす色だ。よく、ダイニングルームの照明には、白っぽい色ではなく、暖色系を用いないと消化が悪く胃腸系の病気になりやすいといわれる。もちろん消化器の調子がいいと、別の病気になるわけだ。

kuro2


で、箱から出てきたのは黒いボールだ。ゴルフボールの大きさだが、いまだ黒いカラーボールを見たことはない。小動物の排泄物みたいだからだろう。ラフの中に打ち込んで探しても無意識に視線が逸れてしまうだろう。

そして、一口二口齧ると、外層が黒糖系で、内部がうぐいす餡である。悪くはないけど釈然としない。どこが山梨なのだろう。

kuro3


そして、しばらくして気が付いたのだが、これは、「巨峰もじり」ということなのだろう。外が黒くて、中が薄緑。マスカットと並ぶブドウの横綱だ。

あえて巨峰をイメージする商品名にしなかったのは、やはり巨峰栽培農家への配慮なのだろう。巨峰ほどの商品完成度はまったく感じられない。

無理やり一つだけ、こちらがまさる点を書くなら、

「種なし」ということだろうか。

完璧なもじり路線でいくなら、チョコチップ数個を中心部に埋め込めばいいかもだ。