007が登場

2015-11-04 00:00:17 | マーケティング
定期購読しているプレジデント誌の裏側に、どこかで見た顔の男があった。オメガの腕時計の広告らしい。男の名は、ダニエル・クレイグ。別名はジェームズ・ボンド。

近く公開される、007シリーズ24作目の「スペクター」でボンド役は4回目で、体力の限界ということで、次は交代らしい(契約期間は残っているらしい)。

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その体力限界男が腕に巻いているのが、映画に登場するらしい「オメガ・シーマスター300ジェームズ・ボンド007リミテッド」。ナイロンストラップで、初代のショーン・コネリーが使っていたNATOストラップというものだそうだ。「自動巻き」で75万円ということで、この手としては格安だ。世界で「7007本」限定だ。

ところで、この「自動巻き」だが、高級時計には、手巻きと自動巻きが多く、電池式は少ないが、自動巻きは基本的に手巻き機能に振り子を組み合わせたもので、自分でも使っていてなんなのだが、40時間置いておくと止まってしまい、巻き上げないといけない。複数の腕時計を使うと、あれもこれも止まってしまうわけで、便利なのか不便なのかよくわからない。

何らかの理由で仕事がない状態になってずっと家の中にいると出かけるたびにねじまきになる(実際、土日2日でも止まる)。逆説的にいうと将来も怠け者にならないように自動巻きを使っているのだが、考えてみれば、時計を巻かないために毎日外出する人はいないような気がする。

ところで、ボンド愛用品の一つであるボンドカーだが、東京モーターショウにアストン・マーティン社が出展している(DB9GT ボンドエディション)。こちらは世界150台で日本には10台が割り当てられているそうだ。世界GDPの国別シェア程度なのだろう。価格は不明だ。

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このプレジデント誌だが、今回の特集は、「平気で人をだます人、攻撃する人」ということで、まさに007の天敵である「スペクター」のことだろう。どこの会社の中にもたくさんのスペクターの子分がいる。この人間たちとどうやって対峙するかという特集らしい。斜めに読んだところでは、「戦う」方法と「相手にしない」方法があるようだ。

個人的には将棋六段なのだが、将棋というゲームでは、相手は「人をだまして攻撃してくる」ことが多い。その時の対応は、「戦う」と「相手にしない」のほかにも、「だまされたフリをしてハメる」という方法があり、これがもっとも効果が高い。ただし、友達はいなくなる。