わたしはどっち?

2015-11-19 00:00:52 | マーケティング
いまや「男の娘」ブームらしい。「女装した男の子」という存在よりも、もう一歩メンタル的に女性に近い段階で、さらにフィジカル的な話になると、注射器やメスの世界になるらしい。


で、話は方向展開して消費税2%アップの件。思った通り自民党と公明党で軽減税率の範囲で意見が対立している。

米と生鮮食品(と新聞?)だけを対象にしようという自民党案に対して、加工食品や外食も含めようという公明党案じゃ、まるで論点が違っている。まあ、軽減税率を一部の商品にだけ認めようとすると、こういうことになって、欧州各国のように産業構造を人為的にゆがめることになる。さらに日本では小売段階では内税方式が主流のため、さらに不透明になる。小売店がきちんと納税しているかどうかすら、消費者にはわからない。

コメが軽減税率でパンがフル課税ということなのだろうか。パンはそのままでも食べられるが、焼く場合もある。スパゲッティは米の仲間なのだろうか。魚は生鮮食品だが、普通は発泡トレイとともに買うわけだが、トレイは工業製品なので別商品なのだろうか。パックする人件費はサービス料の一部だし、商品運送代はどうなるのだろう。

で。最近流通しているのが、半加工製品。

gohan


手元にあるイオンの「ごはん」。米と飯の中間商品。電子レンジなら2分、お湯で茹でたら16分で完成ということらしい。

わたしはどっち?ということになる。

調理時間が2分以内は加工品でそれ以上は生鮮食品ということにでもするのだろうか。カット野菜はどうなのだろう。そのままサラダの素材になるがサラダとサラダではないという違いはどうなるのだろう。サラダオイルを使うかどうかだろうか?私はゴマ油を使っているのだが、考えてみれば調味料だって問題だ。

あと、軽減財源問題で、自民党は年4000億円と最初から枠を決めている一方、公明党案では1兆数千億円になるそうだ。元々、この4000億円にこだわると一回浮上して消えてしまった還付方式につながる。しかし4000億円ということは国民一人当たり3000円。月額250円である。通信費に1万円使う人が多い時代に、この金額じゃほぼ何の役にたっているかわからない。内税方式なのだから実感はゼロだろう。所得格差なんて話の以前の超少額じゃないだろうか。

毎年生まれてくる100万人のこどもに40万円ずつ配った方がずっといいような気がする。

ところで冒頭の「男の娘」の話だが、男の子が娘になるには、ある程度の費用が継続的に必要になるらしく、そのためにあまり推奨できないお仕事を始める場合もあるそうだ。消費税に妙な人工的ルールを作ることによって、カテゴリーを「軽減」に変えるために商品の研究開発などの費用をかけ、経済全体がゆがむような方向に進まなければいいのに、と思っている。