当選者と落選者の差

2015-04-28 00:00:51 | 市民A
統一地方選が終了した。その結果、立候補者は、当選者と落選者に二分される。

これを分類すると、以前から議員であり、今回当選した人と落選した人。以前は議員ではなく今回当選した人と落選した人の4つに分類される。大胆すぎる記号化をすると、「○○」「○×」「×○」「××」となる。

実は、心理学に凝っていて、人の喜びと心の痛みの強弱の話。もともとは社員の育て方ということで、叱るとマイナス3ポイントの気持ちになるが、褒めてもプラス1ポイントの気持ちになるだけというのがある。給料のアップだって、2%給料を上げてもモチベーションは1%しか上がらないが、逆に2%給料を下げるとモチベーションは4%下がるというようなものだ。

で、選挙後の各カテゴリの方の気持ちを大ざっぱにいうと、○○の人と××の人は、大して喜びも強くないし、悲しみも一過性だろう。それに対し、○×の人と×○の人が問題だ。たぶん、○×となって失業する人の気持ちのマイナス値は、×○で初当選した人の喜びの3倍位だろう。


そして、次の問題は「片側が開眼しなかったダルマ」の行方だ。落選候補にのみ発生するテーマだ。当選した方は、「縁起物」になるので、飾っても人にあげても邪魔にはならない。落選ダルマの行方は?

まず、左目しか黒く塗っていないわけだ。こういう状態を普通は、「か○め」というのだが、昨今は禁止用語らしい。「め○ら」と同じだ。おそらく次のようなことになる。

 1.次回の選挙で再利用する。埃が付かないように袋詰め
 2.購入した寺に、両眼書き入れた後、供養をたのむ。
 3.正月のどんと焼に放り込む。
 4.産業廃棄物
 5.達磨供養専門寺院に郵送

このうち1は、エコ度が最も高いが、ちょっと勝つという気迫に欠ける。しかし、七転び八起きというのが、ダルマの物理的本質だし。
2は、なんとなく出口感のない話だ。
3のどんと焼は、危険だ。以前、どんと焼きの幹事をしたことがあるが、ダルマが膨張して、大爆発。火の塊が群衆の近くまで飛んでいった。
4は結構高いし、みっともない。
5の専門寺院がある。出雲の倉留寺(そうりゅうじ)。真言宗である。達磨供養というカテゴリーがあり、所定料金を送ると焚き上げてもらえるようだ。


思えば、落選して、もっとも痛い思いをするのは、ダルマの方なのだろう。