徳島空港タッチ&ゴー

2015-04-07 00:00:30 | 市民A
4月5日11:00頃に起きた重大インシデント。画像をみると、かなり危ない。

tokusima


副操縦士が前方車両に気付き、機長が再離陸を決断というか決行したのだが、普通は自動着陸を選んでいたはずだから、緊急事態である。たまたま、車両との距離があったのは、ただの偶然だ。踏み潰していたかもしれない。そして、主翼下の後輪でタッチしてすぐ離陸したが、車両の上を通過した時は、50メートルぐらい上を通過している。

着陸してから気付いていたら、速度が落ちていて、すぐには上がれなかっただろう。つまり衝突。

映像的には、車両の方も後の機体に気付いていないようだし、すごい音が聞こえたはずなのになんだろう。

早い話が、工事業者の方もダイヤの確認とかしないのだろうか。徳島空港にはANAとJALとで12便(つまり離発着で24回)が13時間の間に滑走路を使用している。30分に一回程度だ。

運航時間表を見ると、JAL455便が着陸するのが10:55だが5分後の11:00にはANA便が離陸することになっている。つまり、地上工事をしてはいけない時間帯である。JAL455が到着する前は10:10に着陸と45分間隔、そしてその前は1時間間隔がある。

もちろん管制官の指示によるのだろうが、相当なピンボケ人間なのだろう。


ところで、似たような事例を体験したことがある。某国の首都の空港なのだが、バスが乗客を飛行機に乗せるため滑走路を走ろうとした時に、急にハンドルが切られた、立っている人が全員床に倒れるということになった。転ばなかったのは、バスだけ。そして、1秒後、その横、数十メートルのところを猛スピードでジャンボジェット機が通り過ぎたわけだ。