道聞き

2013-02-15 00:00:59 | 市民A
前にも二回ほど書いたことがあるが、よく道を聞かれる。というか、一般的にはどうだろう。道を聞く人って多いのだろうか。私も、たまに道を聞くことはあるが、年に数回だと思う。道を聞かれるのは月に数回だから、圧倒的に聞かれる方が多い。

最近、東京駅の南側の通りを歩いていたら、千葉県ナンバーの車が急に止まり、助手席からオバサマが現れて、

「すみません、新宿に行きたいのですが・・」。

運転席にはオジサマが座っていて、いかにも東京の地理に疎いようだが、

「えっ、ここは東京駅ですよ。新宿は全然違う場所なんだけど、困ったな・・」ということになる。東京駅から新宿へ行く道を正しく教えられる人っているのだろうか。その道を真っすぐ進むと新宿方面なのだが、間には皇居があって、皇居の北か南かを迂回する必要があるのだ。

「とりあえず、外堀通りを右折して赤坂見附から四谷を目指して、それから新宿へ向かうか、青山通りを直進して、渋谷のあたりで山手通りを右に曲がるか」とか言ってみたものの、新宿へ到達できた可能性は30%程度か・・


次の道聞き。日興証券のあたりで、初老のご婦人から、

「第一生命に行きたいのですが・・」とのお尋ね。

「この道を少し歩いて、ビックカメラの交差点を右に曲がって、左にある石造り風の建物です。」

で、後で考えてみると、第一生命と農林中金が自分たちの中層ビルの間にあった空地に高層ビルを建て、それに自分たちのビルを接続するという複雑な構造であるため、第一生命ビルなのに農林中金が入っているようにも見えるわけだ。

それと、ご婦人は、何か暗い表情だったようにも思えるので、ご主人に不幸があって、その保険金の手続きにでも行っていたのかな、と想像。それなら明るい表情であるべきなのか。