打ち歩詰め回避について

2012-10-13 00:00:43 | しょうぎ
将棋のルールを成文化して定めたのは、2代名人の大橋宗古といわれている。その中に打歩詰の禁がある。言うまでもなく、王を詰ませる最終手で歩を打ってはいけないということ。

実際、大橋宗古の作った詰将棋集には打ち歩詰め問題が含まれているのだが、かなり慎重に確認しているが、飛車、角の不成りという手筋は見当たらないように思える。

ということは、「大駒不成手筋」について二つの疑問が湧きあがる。

 1.誰が大駒不成を考え付いたのか。
 2.初代宗桂とか二代宗古は、知っていたのか。

とりあえず、宗桂、宗古、・・と詰将棋集を確認して行こうと思うし、詰将棋博物館という絶好のサイトもあるのだが、時間の関係もあり、本日のブログに間に合わなかった・・



実は、私が中学生の頃、初めて手にした詰将棋本は父親から借りた「名人大山康晴詰将棋200題」だが、その第一題目が、その手筋だったのだが、わずか盤上4枚、持駒2枚、7手詰め明記なのに、その手筋に思い至るまで夏休みのうち1週間が必要だったことを思い出すと、意外に「思いつく」というのは大変なことなんだろうと思う。iPS細胞だって、そういう性質と言えなくもない。


さて9月29日の出題作の解答。



▲4七金 △同玉 ▲6五角 △同金 ▲4八飛 △5六玉 ▲4六飛まで7手詰。

好手は2手。7手詰めなので、あと1手の好手が欲しいところ。

動く将棋盤は、こちら。


今週の問題。



色々といじくってみたものの、あまりパッとしないことになった。手数はあまり長くない。

わかったと思われた方は、コメント欄に最終手と総手数を記していただければ正誤判断。