無謀運転のこと2題

2011-06-10 00:00:06 | 市民A
その一、英会話もマスターズ出場も、アウディのためだった未成年者「I」
石川遼の無免許運転が話題になっている。アメリカで取得した国際免許証が日本では無効なのにかかわらず、フジサンケイクラシックの副賞のアウディを操り、先月末まで国内試合に出場していたそうだ。

各種報道によれば、主に、マスターズへの出場準備といって、早め(2月6日)に米国に渡り、ネバダ州で国際免許を取得、4月12日に帰国したそうだ。2ヶ月と6日。3ヶ月滞在していれば有効というルールも妙だが、もともと国際免許で済ませる人は、忙しい人であるわけだから、免許取得を目的として、3ヶ月も海外にいるわけはない、という常識の元に平成14年に制度が改正されたのだろう。

案外、高校在学中も、出席日数が不足していても卒業の特典が受けられたのではないだろうか。思えば、「思い上がり選手」というのも世には腐るほどいるのだから、今後の行動は、ちょっと楽しみだ。その前に、無免許運転で逮捕されると、懲役一年以下または罰金30万円以下とのこと。アウディの売却資金の中から罰金を払い、残りは寄付金になるのだろうか。



その二、裁判で明らかになった無謀運転も危険運転とはならず
弊ブログでも2009年6月3日「本当に危険だった若葉マーク車」で書いた看護士3名死亡の交差点事故のこと。現在、高裁まで進む。若葉マークの当時少年の運転する車が、深夜の交差点で赤信号で止まった車をかわして交差点内に侵入したところ、右折車に衝突。その反動で歩道で信号待ちしていた残業帰りの看護士たちの中に突入し、3名が死亡した事件。



危険運転致死傷罪が成立するかどうか、という裁判だが、赤信号であることがわかっていて、交差点に進入したのか、赤信号という認識を本人が持たずに交差点内に進入したのか、結局、この部分を本人が黙秘したため、成立しないということになっている。法律の穴であるわけだ。

さらに、少年は、当時、右足にけがを負っていて、当夜は左足でアクセル操作を行っていたことが明らかになる。

どちらの少年も、何かを甘く見ているのだろう。そういえば、ゴルフ少年の方も、コメントは父親がしゃべっているそうで、本人は黙して語らず中らしい。