横浜税関資料展示室は密輸博物館だった

2011-06-05 00:00:21 | 美術館・博物館・工芸品
横浜税関の1階、向かって右横に横浜税関資料展示室がある。

過去、2回ほどのぞいたことがあるが、3回目。実は、行くたびに展示替えが行われている。資料展示室といっても、文書類があるわけじゃない。一応、入ってすぐのところに、横浜税関の歴史コーナーがあるのだが、そこから先は、各種密輸行為についての解説や展示品(つまり押収品)が並ぶ。



まず、クスリ関係。大麻、ヘロイン、アヘン、覚醒剤・・各種リアルに展示される。さらに、その密輸の手口が細かく展示される。どこに隠して持ち込むかということ。



次にワシントン条約違反の虎や亀や、トカゲなどのはく製や象牙の加工製品など。まあ、虎の子どもなんかが毛皮になっている。なんかかわいそうだ。



次にコピー商品。全部C国産だ。ブランドバッグやソフト、DVDなど。



そして、拳銃。まあ、税関の仕事も多様だ。

薬物については、かなり大量に山のように積まれているのだが、目を引くのは合成麻薬「MDMA」。

かなり大きな粒である。展示品は真っ黄色で、これを飲んで快感を覚えるとは、とても思えない。というより、見るからに危険だ。

しかし、前来た時よりも、はるかに過激な展示である。

いわば、密輸博物館。これでは、犯罪者が勉強に来るのではないか、と思っていたら、「パシリ」みたいな男が、一生懸命勉強をしていた。

*もうすぐ、神戸にも行くのだが、そこには神戸税関があり、神戸税関にある資料室では、横浜と同様の他、手で触れることができるそうだ。「ピストル?」