黒カツカレー

2010-02-19 00:00:31 | あじ
黒い食材というのは数が少ない。手近なのは、ナスとかイカ墨、さらに海苔、コーヒー、チョコレート。

特にイカ墨スパゲティを食べるときは自分のシャツやネクタイに墨が飛び散らないように、慎重に食べなければならない。墨が飛びそうな場合は、向かいの席に座っている人の方に飛ぶように食べればいい。

そんな陰険なことを考えなくてもいいのが、カレーである。カレーうどんのつゆは飛び散りやすいが、カレーライスでは飛び散らない。

blackcurryということで、登場したのが黒カレーにカツ付きである。黒カツカレーというそうだ。

新橋駅の名物、『汽車ポッポ』のすぐ前にある立ち呑み屋『ごひいきに』のランチである。

黒カツカレーという名称では、カツが黒いのかカレーが黒いのかはっきりしないのだが、注文してしばらくして出てくるのは、黒いカレーである。

で、すさまじい味がするのかと思えば、全然刺激的ではない。黒いルーにひき肉が入っている。イカ墨の味はまったくしない。またナスの味も全くしない。海苔ということもない。コーヒーの味もチョコレートの香りもしない。

では、この黒いのは、何の色素なのだろうか。

いくら考えても浮かばない。

もしかしたら、・・・

キャビアかもしれない。

680円である。