ベスト・オブ・世界遺産(~3月31日)

2010-02-28 00:00:41 | 美術館・博物館・工芸品
isan0横浜の日本大通り駅の上にある横浜情報文化センターに、新聞博物館とともに「放送ライブラリー」というエリアがある。詳しくは知らないが、主にテレビ局が出資していて、様々な放送された番組をここにいけば見ることができる。とはいっても、バンクーバー五輪のフィギュアスケートを見落としたので見に行こうというのが対応可能なのかは知らない。

近くに用があったので、覘いたのだが、TBSテレビで放送している「THE世界遺産」の特集と、各地のベストショットをパネルで紹介していた。

isan1ただ、世界遺産というのも、さまざまな異なる観点で認定されるのだから、そのベストテンなど作る意味があるのだろうか、と思ってしまうのだが、それはそれとして、世界には色々なところがある。

とはいえ、その多くは僻地にあり、簡単に行くことができない。

だから、テレビで見たり、DVDを買ってくることになる。個人的には、そんなに見に行きたいわけでもない。個人の価値観の差もある。

大別すると、世界遺産は、自然の生み出す美しさとか貴重さという種類と、人類が過去に作った壮大な構築物という種類にわけられる。日本やアメリカは、どちらかというと自然派だ。白神山系や紀伊山地、廃墟としての沖縄のグスクや石見銀山のような過去の遺産。

isan2しかし、エジプトのピラミッドはじめ、マチュ・ペチュのインカ遺跡、モン・サン・ミシェルなどは、人類の歴史そのものだ。

まあ、横浜なんかも、そういう場所なのだろう。当日も、『消防救急発祥の地』という石碑を見つけた。


もっとも、ここ数年、世界遺産ビジネスが盛んなのだが、どうも団塊世代がターゲットになっているそうだ。たぶん、・・

薄型テレビを買う→きれいなDVD(世界遺産)を買う→実際に旅行に出る。といったところなのだろ。

isan3しかし、前述したが、日本の世界遺産は、かなり自然主義だ。年金生活になってから行くと目的地まで、その残った脚力で到達できるかどうか、である。