タイガー会見の不自然さ

2010-02-24 00:00:17 | スポーツ
tiger2わざわざオリンピック開催中を狙って、治療中というか謹慎中のタイガー・ウッズが会見を行った。YouTube などで中継も行ったようだが、評判はイマイチだったようだ。というか、一体、何のために今、中途半端な会見を行ったのだろうか。

会見の全文は、タイガーの公式ホームページに掲載されている。日本語版は、こちらに英日対比であるようだが(ちょっと荒っぽい訳だが)、彼が何を言いたいのか、よくわからない。

単に、「反省してま~す」というのと同類のような感じがする。

tiger1妻であるElinさんの名前が何度もでてきて、妻がクラブで叩いたのではないとか言っていたが、そういう小さなウソが、会見の真偽性を損なうことになっている。(確かに、12人と不倫行為を持っても、米国では捕まらないが、ゴルフクラブで人を襲うと、暴行罪とか殺人未遂といった重罪になる)

そして、会見全体の中では、ほとんど目立たないように書かれている「薬物使用の噂の否定」の部分。

かなり気になる。この僅かな数行が、この会見の主旨だったのではないかと思えなくもない。

が、私は個人的にはクロだと感じている。そして、そうであれば、彼のメチャメチャな行動や人並み外れたプレーにはかなり合理的な説明がつく。

その前に、会見での発言の部分。

Some people have made up things that never happened. They said I used performance-enhancing drugs. This is completely and utterly false.

何だかはっきりしない。三つのセンテンスが、現在完了型、過去形、現在型と時制が微妙に違うからすっきりしないのだろうか。あるいは、単に嘘っぽいからだろうか。


仮にステロイド系を使っていたとすると、

1.異常性欲
2.体力増強
3.頭髪の薄さ
4.むくみ

などが見られるのだが、そういう感じが匂わないだろうか。

たとえば、いつもトーナメントの最終日の日曜にタイガーチャージといって、バーディを量産して優勝を決めているのではないだろうか。いつも日曜日に周期的に体力が増強されるのだろうか。

そして、タイガーがフリーな時間を得るのは、その日曜日の夜からである。

彼の飛距離は驚異的だが、その反面、膝をはじめあちこちの間接を痛め、よくスイングフォームを変えている。ふつうは体の一部が壊れるほどは力を入れないはずだ。

記者会見の彼の顔や体は、少し細くすっきりしていたのではないだろうか。むくみや不自然な筋肉の張りがなくなってきているのではないだろうか。

となると、現在、治療中というのは単に体が安定を取り戻すための時間ということなのだろうか。

すべての謎は、何ヶ月か先に、彼が復帰したトーナメントの、最初のドライバーショットの飛距離が明らかにするのではないだろうか。