台北速攻(2)

2007-09-11 00:00:32 | たび
台湾は、地図の上では上海より南。基本的にはほとんど夏なのだが、地球温暖化の影響で夏が暑すぎるようになった日本と大差ないような気がする。事実、ほとんど東京と同じ体感温度だ。30度前後。もしかすると、物価の安い台湾は、日本人年金生活者にとっては天国かもしれない。コトバは問題だ。日本語のわかる人がかつては多かったのだが、それはすべて日本統治下に生まれた世代の方々のことを示していただけで、歴史は流れ、世代は変わっている。

しかし、様々な歴史的な紆余曲折によって、いまや世界で最も親日的な国(国というコトバは微妙だが)のようだ。セブンイレブンは信じられないほど多い。大戸屋も吉野家もある。車はトヨタが多いし、日本企業の看板は数多いし、米国系企業はスタバ位だ。台北の街を歩いているのは、地元の人と日本人観光客ばかり。

3b1776aa.jpg『夜市&セブン』さて、到着が夜遅かったので、とりあえず、近場の夜市(よるいち)へ行ってみる。が、なかなか行き着かない。ホテルのホームページの地図が間違っているからだが、こういうのはよくある。地下鉄の駅から近いように誤解させる方法だ。散々迷って辿り着き、とりあえず、海鮮風焼きそばを食べてみるが、暗くて何が入っているのかよくわからない。干した牡蠣だけは確信できた。帰りにセヴンイレヴンでスタバのマークのついたストロベリー系のドリンクと中華風の菓子パンを買うと、買い物袋別売で1元(4円)必要だった(帰国直前に再び、セブンに袋を持参していったら、1元分の次回割引券をもらった。次回使えるわけだ)。そして、ストロベリードリンクは見た目の3倍の甘さで、さらに菓子パンの中には豚肉のデンブのようなものが入っていて、残念ながらどちらも途中リタイア。

3b1776aa.jpg『保安宮』二日目は半日観光コースなのだが、8時半から午後6時までだった。ようするに半日というのは、台湾では10時間くらいのことを指すようだ。41人乗りのバスに39人を乗せて移動する。まず、保安宮。一度もいったことのない街のことはガイドブック読んでも、今ひとつ頭に入らない。”旅慣れた人は読んではいけない”と言われる「地球の歩き方」を事前に一読していたのだが、この保安宮のことを”保安官”と読んでいて、警察のようなものだと思っていた。ワイアット・アープ。とんでもない間違いで、保安宮は、表向きは学問の神様。実際は、台湾人はお願い事をするために、ここに来ることが多いらしい。どちらかと言うと、大きな願いではなく、短期的小規模のお願い向けだそうで、「きょうのお願い」とか。

3b1776aa.jpg『おみくじ』オミクジを引いたのだが、表面は古語で書いてあるらしく、意味不明で裏面に訳語が書かれている。これもあまりわからないが、どうも終わりの方に、「掃除をするように」というアドバイスがあるように思える。吉凶相乱れる相のように思えるが、功名は難しく、失せ物は無しで、婚姻は難しいが女が生まれるそうだ。「行人は未至」とは何だろうか。何か帰りの飛行機に乗り遅れそうな嫌な予感だ。よくわからないが、偽札を一枚渡され、かまどで燃やす。死んだ後、天国の方にいけるワイロだそうだ。

そして、孔子廟を覗いたあと、忠烈祠に行く。日本の靖国神社のような場所だが、まあ、深入りしないで、全員あっさりと写真撮影して次に進む。

ところで、一般に、台北市内には樹木が少ない。狭い町を十分に使っていて、空いている場所には、大小の看板が立ち並ぶ。看板を見ていると、見たことのある女性と思ったら、カネボウ化粧品の「代言人、中島美嘉」となっていた。代言人とは弁護士みたいだ。「カネボウに対する債権保有者は中島弁護士に連絡すること」。余談だが浜崎あゆみはこちらでは人気失墜だそうだ。台北来訪時の記者会見に2時間遅刻して、その間にシャネル百万円(元?)買い物していたことがバレタわけ。ミニ朝青龍。そういえば、日本でも最近見ない。

『そして、昼食。』地元で有名?といわれる中華レストラン「梅子」。しかし、せわしない。中華圏の特徴。歩くのも早い。食べるのも早い。アッチも早いのだろうか?。梅子では、まあ、普通の台湾料理が次々に運ばれてくる。台湾は、複雑な歴史を持っていて、中国各地の文化や料理が入り混じっていて、その中国各地のすべてを受け入れているモザイク文化である。だから、台湾とは何だ!とは言わなかったのだが、もちろんその辺について民進党と国民党が、来年の総統選で、激突するわけだ。

そして、すばやく、かつ大量に胃袋に料理を流し込んだ後の、台湾スイーツは、見かけは豪華で、甘さはさらに見かけの3倍なので、どうも持て余してしまう。

3b1776aa.jpg『お茶の水博士』そして次は、キャンペーン価格の旅行につきものの強制ショッピングタイム。なんと4軒。まずはお茶博士。雰囲気はお茶の水博士みたいな方があらわれて、コトバ巧みに台湾のお茶の秘密を解説。おいしいお茶の入れ方の実演から、選び方まで。ツアーに今までいなかったサクラまで登場する。次に免税店。さらに漢方薬店。ヤケドがクスリを塗ると瞬時に治るマジックショーが見られる。そして、4軒目がDFS。いくらなんでも多すぎじゃないかな。4軒回って、結局、ウーロン茶の茶碗と急須、パイナップルケーキ2箱、ドライマンゴー2箱。そして、こっそり口紅2本。ケチだな・・

続きは、明日・・


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