図書館移転

2007-09-07 00:17:34 | 書評
8e3f27c6.jpgいくつかの図書館を利用している。住居のある横浜市内の数多い市立図書館だけではなく、勤務先のある都立図書館や港区の図書館なども利用している。中でも、芝公園のみなと図書館と赤坂図書館にはよく行くのだが、その赤坂図書館が移転した。

しかし、まず、赤坂といっても、きわめて広い場所を指す。早い話が江戸時代は、都内は赤坂見附が一つのポイントで、次が新宿。その間が全部赤坂村だ。広いはずだ。現在では一般的に「赤坂」というと東京メトロの千代田線赤坂駅と、丸の内(銀座)線赤坂見附駅の間を指すことが多く、少し前は料亭、高級ナイトクラブ乱立状態で、多額の現金を風呂敷に包んで秘書が暗躍していたのだが、現在は、コリアンレストランにコリアンクラブ。コリアン新聞もある。特に週末は日系店舗の大部分が店を閉めているので、日本じゃなくなる。

で、その話の方が面白いのだろうがきょうは図書館の話。場所は、そういう赤坂じゃなくて、銀座線の青山一丁目駅のそばの赤坂。近くにはホンダの本社がある。少し歩けば東京ミッドタウン。まあ、裏の方には青山墓地もある。実際には地価が高すぎて、普通の商店が蒸発してしまったようで、思ったほどいい街じゃないのかもしれない。

そこに、前からあった図書館が閉館して移転することになった。ちょっとした小さな公園(青葉公園)の中にこじんまりと建っていて、あまり歴史は感じない建物だったが、それなりというところ。公園ごとディベロッパーに売却したのだろう。閉鎖された図書館の脇では祭りの準備が行われていて、「相撲大会」なるレトロな出し物があるようだ。競技委員長とかに親方衆でも呼ぶのだろうか。公園がなくなれば、相撲大会も終わりだろう。

8e3f27c6.jpgそして一転、移転先はすぐそばに建った高層ビルだった。上の方はよく見えない。パークアクシス青山一丁目タワーの3階。ビルが青山なのに、赤坂図書館の名前はそのままだ。

もちろん、中は明るく、書籍やCDは大きな棚にゆとりをもって並べられる。雑誌コーナーは広いし、多くの人が利用している。さらにインターネットコーナーもあり、研究や書籍の検索に使うという理由を条件(口実)にして、1時間まで10台ほどのパソコンでインターネットを無料で使えるようになっている。

で、ふと考えれば、こういうことって、大いなる「民業圧迫」ということじゃないかなって思ってしまう。もちろん、パソコンコーナーで朝まで粘ることだけは不可能なのだが・・


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