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以前にも関連の記事(2005/9/8更新)を掲載いたしましたが、ココをもう少し詳しく解説します。
アクスルシャフトが3/4(約19mm)になってから’99年モデルまでは、ハブベアリングの構造はこのようになっています。
フライホイールのスプロケットシャフトと同様に2個のテーパーローラーベアリングを使い、中央のスペーサーの長さでエンドプレーを調整するようになっています。
スペーサーを長くするとエンドプレーが増し、短くなると減少します。①が正常で②のように短すぎると大きな支障がありますね。
*エンドプレーが大きすぎると
タイヤの振れが大きくなり、走行安定性に支障があります。
*エンドプレーがないと
フロントアクスルナット 締め付けトルク 67.8Nm リアアクスルナット 締め付けトルク 90Nm (’84年のマニュアル記載値)とかなり大きなトルクで締めますので、ホイールの回転が重くなり、そのまま走行を続けるとベアリングの焼き付きや破損などが考えられます。
実際のハブの中身はこのようになっています。
左が’99年までのテーパーローラーベアリングで右は2000年からのシールベアリングです。
新しいベアリングは二重シールで、かなり高機能のシール性がありますので長持ちしそうですが、ベアリングは防錆加工できないので、機能に問題ないとはいえ外観が錆びてしまうと興ざめです。
外径が大きくなってしまっているので、レトロフィット(新部品を旧年式に使用)はできません。
*ブレーキローターのセンターサークルが同年式から変更になったのは、このベアリングの変更に伴っています。
’92年までは、このようにカラーコードがついた3種類の長さのスペーサーを交換することにより、エンドプレーを調整しますが、’93年からは、シムを入れ替えることにより調整するように変更されています。
*スペーサー交換式はかなり大雑把ですので、ワタシは長さを微調整して使います。
*純正のスペーサーは焼きいれが施されていて、アクスルシャフトの強大な締め付けトルクに対応していますが、社外品は「生」で焼きいれはされていません。とは言え、いずれにしてもアクスルシャフトの締めすぎは、このスペーサーに負担を掛けます。
エンドプレーの測定には、このように仮組みしてから行います。
*この場合にベアリングにグリスがあると、正確な測定はできません。
*写真は分り易いように単体のスチールハブを使いましたけれど、基本的にはキャストホイールも同じです。
テーパーベアリングはこのように面倒な面もありますが、適切なメンテナナンスが行われて、水が入ったりしなければ、ずっと使うことができます。新型のシールベアリングは高価(¥8.800)で使い捨てなのを考えると、テーパーローラーも愛着を感じてしまいます。
ハブベアリングは重要保安部品ですから、整備は資格と設備のある自動車認証整備工場で行う事をお勧めします。
上記を参考に作業を行い事故などが生じても責任は負いません。
以前にも関連の記事(2005/9/8更新)を掲載いたしましたが、ココをもう少し詳しく解説します。
アクスルシャフトが3/4(約19mm)になってから’99年モデルまでは、ハブベアリングの構造はこのようになっています。
フライホイールのスプロケットシャフトと同様に2個のテーパーローラーベアリングを使い、中央のスペーサーの長さでエンドプレーを調整するようになっています。
スペーサーを長くするとエンドプレーが増し、短くなると減少します。①が正常で②のように短すぎると大きな支障がありますね。
*エンドプレーが大きすぎると
タイヤの振れが大きくなり、走行安定性に支障があります。
*エンドプレーがないと
フロントアクスルナット 締め付けトルク 67.8Nm リアアクスルナット 締め付けトルク 90Nm (’84年のマニュアル記載値)とかなり大きなトルクで締めますので、ホイールの回転が重くなり、そのまま走行を続けるとベアリングの焼き付きや破損などが考えられます。
実際のハブの中身はこのようになっています。
左が’99年までのテーパーローラーベアリングで右は2000年からのシールベアリングです。
新しいベアリングは二重シールで、かなり高機能のシール性がありますので長持ちしそうですが、ベアリングは防錆加工できないので、機能に問題ないとはいえ外観が錆びてしまうと興ざめです。
外径が大きくなってしまっているので、レトロフィット(新部品を旧年式に使用)はできません。
*ブレーキローターのセンターサークルが同年式から変更になったのは、このベアリングの変更に伴っています。
’92年までは、このようにカラーコードがついた3種類の長さのスペーサーを交換することにより、エンドプレーを調整しますが、’93年からは、シムを入れ替えることにより調整するように変更されています。
*スペーサー交換式はかなり大雑把ですので、ワタシは長さを微調整して使います。
*純正のスペーサーは焼きいれが施されていて、アクスルシャフトの強大な締め付けトルクに対応していますが、社外品は「生」で焼きいれはされていません。とは言え、いずれにしてもアクスルシャフトの締めすぎは、このスペーサーに負担を掛けます。
エンドプレーの測定には、このように仮組みしてから行います。
*この場合にベアリングにグリスがあると、正確な測定はできません。
*写真は分り易いように単体のスチールハブを使いましたけれど、基本的にはキャストホイールも同じです。
テーパーベアリングはこのように面倒な面もありますが、適切なメンテナナンスが行われて、水が入ったりしなければ、ずっと使うことができます。新型のシールベアリングは高価(¥8.800)で使い捨てなのを考えると、テーパーローラーも愛着を感じてしまいます。
ハブベアリングは重要保安部品ですから、整備は資格と設備のある自動車認証整備工場で行う事をお勧めします。
上記を参考に作業を行い事故などが生じても責任は負いません。
人間魚雷の攻撃があるのかと思って身構えてしまいました(笑)。
また遊びに来てください。
カラーは簡単ゆうとテーパーベアリングを適度に押さえる役割もあるかと思いますが。
上記症状だと、ベアリングがハブの中で暴れるのではっと思います。
カラーが若干短いのではと思いますが、3万キロ走って、ベアリングもハンドリングも異常ありません。
すみません、アドバイスをお願いいたします。
正確なアドバイスができるか自信はありませんが
アクスルシャフトのナットの反対側は端が太くなっていますか?
フォークとカラーに隙間ができても上記のようなシャフトなら不思議はありません。
アクスルシャフトのクランプを固定する前は
その部分のフォークの幅はフェンダーの状態によります。
要はフェンダーの取り付け部分が広ければ広く、狭ければ狭くなります。
広ければカラーとの隙間が広くなります。
クランプを緩めた状態でフォーク下端部を手で動かせば、その隙間は変化するはずです。
フォークの作動にとって良い状態はインナーチューブが平行が一番ですから
レーサーの整備で気を使う人は、アクスルシャフトを緩めたなら(ホイールを外したりしたら)
締め付ける前に、クランプを緩く締め(程度が難しい)
フロントブレーキを掛けながら、ハンドルを持ってサスペンションを大きく上下させ、
クランプの締め付け位置を決めます。
フェンダーが付いている場合は外して。
改造していない場合はアクスルシャフトの頭側に穴があるので、
そこにぴったり入るドリルのキリを差込み、キリがフォークに接触するように
クランプを締めるという方法が推奨されていたかと思います。
文章で説明するのは本当に難しいですから、
数日のうちに図解で説明します。
現在は、カラーをフォーク側面にぴたっと引っ付ける形で、クランプを締め、カラーの位置を決めてます。
隙間があったらなんとなくタイヤが走行中に微妙に左右しそうなんで・・・。それとも、その心配の必要性はないんでしょうか。
理解できたようで、なかなか難しいです。
『・・・不思議はありません』で不安がかなり解消されましたが
クランプ締め付け等、かなり経験がいるみたいですね。
お忙しいとは思いますが、ぜひぜひ図解にてのご説明、お願いいたします。