人気blogランキングへ 今日はまた寒い1日。
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”19インチリム組み立て”の記事ではスポークの張りを調整するときにはベアリング ディスタンスカラーは抜いておくと書いておきました。
画像の状態は既にスポークの張り調整は完了しています。 (関連記事)
ディスタンスカラーの役割はコチラで説明しています。
今回はエンドプレーを小さめの0.2mmに設定してありますが、画像のようにタイヤのところで測ると0.45mmも出てしまいます。
最近のサービスマニュアルでのホイールの振れの許容限度は横方向約1mm、縦方向約0.7mmですから、その中での0.45mmはとても大きい数字になります。
テーパーローラーハブベアリングでは外側に画像のようなシールを用いて、ハブ内のグリスの流出とゴミや水の流入を防いでいます。
右が後期型で左が初期型です。
後期型は青矢印のようにリップが外側と内側に付いていますが、初期型はシングルリップで性能は心もとありません。
ところがダブルリップが災いして、旧型のワイドハブではシールのセット位置を考えないと、ホイールカラーとリップがうまく接触してくれません。 (関連記事)
リップの形状の他に違いがあるのは、シールの厚さです。
初期型は約8mmに対して、後期型は約10mm。
ハブにシールが入るスペースの奥行きは約10mmと、行けそうですね。
古い年式のアッセンブリーパーツなどに新らしい年式のパーツを組み込むことを、レトロフィットなどと言いますが”エンドプレー、ベアリングシール”の記事で、古いワイドハブに後期型のシールを組み込む紹介をしたところ、「ではナローハブではどうなの?」というご質問をいただきましたので、今回は検証してみることにいたしましょう。
まあ、ワタシは今までに何回となく行っていますが、記憶より記録ということですね。
続きます。
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