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翼が無い!

2009年04月11日 | スリーホイーラー

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Apteraとは”翼がない”という意味のギリシャ語だそうです。

今秋にはいよいよ市販されるといわれていますが、走り出せば従来のスタイルとは最もかけ離れた後姿でしょう。

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この2eは以前にも紹介いたしましたが、試乗レポート(運転していないので同乗レポート?)がWIRED VISION(ttp://wiredvision.jp/news/200904/2009040922.html:画像の引用も)に掲載されいます。

目に付くのは特異なスタイルですが、ワタシ的には新しい乗り物はこれくらいでもイイと思います。このデザインはCD値が0.15と非常に低く、通常のセダンが0.3とか0.4ですからその違いはエネルギーの節約の貢献は大きいと思います。燃費はガソリン換算で85km/L!

冬の北風のチョッと強めの6~7mを時速に換算すれば21~25km/hになりますが、自転車に乗ると空気抵抗を強く感じます。競輪選手は50km/hを超えると空気抵抗を感じ始めるそうですから、ワタシたちでも北風に向かって走れば実感できます。

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空気抵抗を減らすだけで燃費向上に成功した例では、このシビックです。何と改造前の18km/Lから30km/Lにまで向上して、条件がよければ40km/Lも走るそうです。(参照ttp://wiredvision.jp/news/200805/2008051322.html)

まあ、この例を日本で実践するとなると法の壁が何ともですが。

90494 画像はttp://www.aptera.com/index.phpより

Apteraは”FuelSaving”を達成するために空気抵抗と重量の低減を強調していますが、空気抵抗を減らすためには図のように箱よりも翼断面のほうが有利です。

しかし更に鳥のほうが良いといっているのは、翼断面ではキャビンの居住性を確保するとなると都合が悪いですし。

そこで、ボディの底面を路面から離したのは地面効果(グランドエフェクト)をなくし、ホイールをボディから離したのも同じ理由でしょう。

カルフォルニアに住んでいる人しか登録できないのは、同州でスリーホイーラーがバイクに分類される話が理由なのかは分かりませんが、スリーホイーラーが貢献するのは、4輪に比べて1輪少ないのはそのまま走行抵抗を25%減らし、重量を軽くするのはタイヤ1個分だけではありませんから大きな効果になっているでしょう。

試乗レポート(ttp://wiredvision.jp/news/200904/2009040922.html)の中でJohn C Abell氏は「停車状態からの推進は、力強く安定している。高速でのコーナー性能も驚異的で、ほかの車が同じスピードで曲がったら、ドリフトするか、下手したら横転してしまうかもしれない。」と証言しているほどですから、スリーホイーラーのもたらす可能性は少なくないでしょう。

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