画像はttp://green.autoblog.com/より転載
フィアットは2010年にFiat500の2気筒モデルを発売すると発表していたが、いよいよジュネーブショーでお披露目するようだ。
注目のエンジンはかねてから開発していたMULTI-AIRの発展版のようで、自然給気の65hpからターボの105hp。詳しくはまた後ほど。
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フィアットは2010年にFiat500の2気筒モデルを発売すると発表していたが、いよいよジュネーブショーでお披露目するようだ。
注目のエンジンはかねてから開発していたMULTI-AIRの発展版のようで、自然給気の65hpからターボの105hp。詳しくはまた後ほど。
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画像はウイキペディアから転載
イギリスのABCが固定式星型エンジンの開発に失敗した(ドラゴンフライのシリンダー)あとに、ブリストルは倒産しかかったコスモス社のプロジェクトを引き継いでジュピターエンジンの開発に成功した。
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ジュピターが成功した要因はシリンダーヘッドをアルミニウムにしたことだ。これは初期型の部類のⅣ型なので、バルブステムは平行だが4バルブ。記述による説明はどこにもないが、見る限りでは燃焼室とバルブシートまでは鋼製のシリンダーと一体になっていて、ポートとバルブメカニズムが組み込まれたアルミニウムの”ヘッド”が上に載せられる。
画像はttp://www.enginehistory.org/coventry.htmより転載
ちょっと見にはプッシュロッドが4本あるように見える。このタイプはバルブ配置がV型になっているがその仕組みは現在では考えられないほど複雑だ。
違う角度からの画像があったので説明しやすいが、2股のエキゾーストパイプからして星型エンジンには珍しい。通常の4バルブでは同じ列が同じ機能のバルブになるところだが、マニホールドの長さを同一にしたかったのか特異な設計だ。
文章だけでは分かりづらいので。
赤矢印が排気バルブ、緑矢印が吸気バルブ。黄色矢印は排気側のロッカーアームのプッシュロッドが押す部分、水色矢印は吸気側のロッカーアームのプッシュロッドが押す部分。
吸気側のロッカーアームと排気側のロッカーアームが同軸だ。
赤矢印が排気バルブ、緑矢印が吸気バルブ。黄色矢印は排気側のプッシュロッド、水色矢印は吸気側のプッシュロッド。
ではピンク矢印はなんだろう?
1本のプッシュロッドが2つのロッカーアームを押すという、これまた珍しい構造だが、このあたりのことも詳しい説明はどこにも見当たらず、想像するしかない。
右側ロッカーアームの上面は平らになっていて、左側のロッカーアームの接触面が球面のアジャストボルトを押すのだろう。
詳しい構造の説明がやはり何処にもないが、気になるクランクケースから伸びたロッドがプッシュロッドのラッシュアジャスターではないかと思われる。
つまりロッカーアームは半浮動に固定されていて、熱膨張率の大きいアルミニウムのシリンダー/ヘッドが膨張することによりバルブクリアランスが大きくなるときに補正するようだ。クランクケース側の構造がどのようになっているのか知りたいものだが。
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